2017年

1月

25日

Evolution と Revolution

試験についてお話させていただきました。引き続きお受験の話題です。最近、「下剋上受験」というテレビドラマを見始めました。ご存知ない方のために一言ご説明すると、娘の中学受験のために奮闘する父親の悲喜交々を描いています。私はこの番組を観て思わず目頭が熱くなります。我が家では3人の子供が全員、私立中学を受験しました。3人とも同様に進学塾に通い、模擬試験の結果に親子ともども一喜一憂し、ときには一緒に問題を解きました。本人の学力試験に加えて親子の面接も経験しました。つまり、受験するのは子供たち本人でも、親もまた当事者であるというのが現実でした。

 

しかし、かつて経験した苦労を思い出して目頭が熱くなるわけではありません。それは、学歴社会において自らの限界を感じた父親が、一人娘の将来が、その限界の先まで続くことを期待して奮闘する姿をみて、亡くなった父の言葉が思い出されるからなのです。

 

私の両親は二人とも義務教育を終えるとすぐに職に就きました。その後、父は赤貧の中、定時制の学校を渡り歩き、最終学歴は大学卒業になりました。母は途中、太平洋戦争により辛苦をなめた時期はありましたが、決して裕福ではありませんが暖かな家庭に育ったせいか、父に比べれば穏やかな人でした。二人とも、学歴に対するコンプレックスを持っていましたが、父は経済的理由に起因するため、前半はそれを克服するのにがむしゃらに生きた人生だったと思います。母の場合、子供の頃は病弱だったこともあって能力的に自信を持てなかった傾向がありました。それでも、私に向かって「自分が、もっと教養のある母親だったら、おまえももっと難しい学校へいっていたかもしれない。」と言ったことがあり、有難いことに子供である私には、より上を目指すよう期待してくれたようです。

 

evolution は進展とか発展と訳すことが多く、revolution は革命、大変革という意味に使うと思います。下剋上をどう訳せばよいかわかりませんが、revolution でもそう遠くない気がします。evolution の積み重ねが revolution に繋がるのでしょうか!

 

今後のストーリーの展開が楽しみです。

 

 

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2017年

1月

18日

大学入試センター試験

先週末は大寒波が押し寄せる中、日本全国でセンター試験がありました。地域によっては大雪に見舞われ、大変な思いをして試験を受けた方も多かったことと思います。試験の結果については本人の実力と努力次第、それにほんのちょっとの運が関係するかもしれませんが、そのことについて私は何も申し上げることはありません。話題にしたいのは試験実施の時期です。日本では明治時代から4月が新入学であり、スケジュール的に逆算すると、1月中旬になるのでしょうが、雪の多い地域と温暖な地域とでは有利、不利の格差は生まれないのでしょうか?

 

また、この季節はインフルエンザも流行する危険性があって、本来の実力が発揮できない可哀そうな受験生がでてくる確率も高くなるはずです。「健康管理も実力のうち」と言ってしまえばそれまでですが、目的を遂げるため、最後まで力を振り絞って頑張っている人に対して「無理するな!」と言うことは酷な気がします。やはり、試験を実施する側の配慮として、何もよりによって一年で最悪のこの時期にしなくても、工夫の余地があるのではないかと思ってしまいます。

 

「センター試験」という呼び名になって、どのくらい経つでしょうか?それ以前は、内容に大差なくても「共通一次試験」という呼び名だったと記憶しています。私は、この共通一次試験導入の直前に一浪して大学に入学しました。つまり、それ以前の制度の最後の年次です。このときの心情を思い出すと、まさに崖淵に立ったようでした。もしも、また失敗したら今までと大きく異なる新制度に対応しなければなりません。たぶん、受験科目や各科目の配点の変更などが考えられます。

 

 

このような経験から、制度が大きく変わる転換点には、ひずみが生まれるので慎重にならざるを得ないと感じています。そうなると、冒頭で問題提起した試験の時期変更も簡単にはいかないのかもしれません。何はともあれ、受験生の皆さん、これまでの努力の成果を期待して武者震いするならいいのですが、体調を崩して震えることのないよう頑張ってくださいね!

 

 

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2017年

1月

10日

新年のご挨拶

皆様、明けましておめでとうございます。本年もお付き合いの程、よろしくお願いいたします。さて、今年最初の話題は「住宅における合理性の追求」について考えてみます。

 

お正月ということで、いつになく時間を持て余して何気なく手を伸ばしたテレビのスイッチ。普段はあまり視聴しないBSで、ゆっくりと見応えのある番組を探していると、「デザイン性と高品質を併せもった低価格な住宅」をテーマにある企業を取材している番組を見つけました。その商品ブランドは “CASA CUBE” といいます。詳細について、ここでご説明することは差し控えさせていただき、私からは感心したこと、それを弊社にどう活かしたいかについての記述のみとします。CASA CUBEの内容については直接、お問い合わせされることをお勧めします。

 

番組で最初に取り扱っているテーマは、日本の住宅(敷地を除く建物部分)が海外に比べて高額になってしまうことに対する分析から始まります。その理由は工法が多様性に富んでいて、規格化による大量生産が難しいことを挙げています。その点について、とことん突き詰めて辿り着いた結論が、日本の伝統的な建築資材の標準規格である2間(けん)の長さを切断したり加工したりせず建築する直方体(真四角)の住宅でした。これこそがブランドにあるキューブの由縁であろうと想像できます。確かに、これならば資材の加工の手間に留まらず現場での作業においても工期が短くなるはずです。構造上もシンプルで壁の面積が大きく補強せずとも丈夫な建物になるでしょう。

 

これでコストダウンの見込はつきましたが、問題は機能性とデザイン性です。ここでも現状をきちんと分析評価し、合理性を追及して様々なアイデアを実行していきます。一例を挙げれば「窓」のあり方についてです。窓の機能を採光、通風、眺望の三つに絞り込み、直方体の構造物のメリットを活かすため、天窓と壁面にスリット窓を採用したそうです。

 

 

最後に印象に残った社長さんの言葉をお伝えします。「建築費の中身は大きく分けて、材料費、工賃(技術)、会社の利益だけど、お客様にとって一番、節約してほしくないのは材料費です。それなのに建売住宅も注文住宅もコストダウンのために最初にやることは材料費の見直しです。この常識を覆して質の高い住宅を提供したい。」とのことです。大変立派な考えであると共感します。見習うべきところが多々ありましたが、表目的に物真似するのではなく、弊社の事情を鑑みて、まずは合理性を追求する精神を磨きたいと思いました。

 

 

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