2017年

10月

18日

区民ファースト

東京湾には、ゴミの埋め立てによってできた島がいくつかありますが、その中で中央防波堤という島のお話しです。皆さんもニュース等の報道でご存知かもしれませんが、この島をめぐって隣接する江東区と大田区が互いに領有権(というと少々大げさですが、要するにどちらの区になるか)を主張して争っているそうです。そこで東京都による調停がなされ、その結果、約86%が江東区、約14%が大田区に帰属するという案が提示されました。江東区側はこれに従う意向を示していますが大田区側は頑なに受け入れを拒んでいるようです。

 

この島は2020年東京オリンピックの会場に予定されているため、今後、様々な施設が建ち並び、多くのイベントが開催されて地元の自治体としては税収増が見込まれるそうです。そうなると両方の区では地元のために必死になって領有権を主張するのは自然な成り行きです。それが、たとえ第三者から見て当事者のエゴイズムだと思えても、行政の長である区長や区議会を代表する議長にとって、「区民のため」という大義名分のもと「正義は我にあり」と言わんがばかりの強硬姿勢に出ないといけない名場面です。これぞ区民ファーストの真骨頂とでもいいましょうか。これを見ていて、大見え切って舞台に立つ役者のように思えてなりません。

 

 

本家本元の都民ファーストが危ぶまれるときだからこそ、この名場面に拍手喝采を送りたいと思うのでありました。

 

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2017年

10月

11日

満たされた器

922日のブログに「進化」というテーマで弊社における3年間の業務改善の成果を取り上げています。弊社の社員は、そもそも誰もが真面目であって、3年前に急変したわけではなく、以前から一所懸命に業務に励んできました。しかし、長年、同じメンバーで決まった仕事に就いていると、どうしても、それまでのやり方に慣れてしまい、新しいことに気持ちが向かなくなります。

 

そんなときに、個性の強い新メンバーが加入してくれたことで器の中の水は攪乱されました。古いやり方に本当に意味があるのか疑問が沸き起こり、新しい発想が芽生えて、業務改善につながったと考えています。弊社にとってこの事実は大変喜ばしいことであり、きっかけを作ってくれた新メンバーもそれに応えてくれた周囲のメンバーも本当によくやってくれたと感謝しています。

 

今、ここで更なる飛躍を目指して、来期以降の事業計画の作成に着手しています。今後は器の中の話ではなく、器に注がれる水を如何に増やしていくか、そして、それが器を満たしてこぼれんばかりとなったとき、器自体の容量を如何に大きくするかが課題と考えます。具体的なお話しをしましょう。器に注がれる水とは収益をイメージしています。そして、器とは人材、経営資源(弊社の現在の状況では賃貸用マンション)、資金調達能力などが該当します。

 

ここで一つ、これまでの成果ばかりではなく、計画の中にあったにもかかわらず実現できなかったことについても振返ってみましょう。短期で売却することを目的にマンションを仕入、リフォームして販売する事業です。かつて弊社は、この分野を得意としていました。ところが、ここ数年、優良マンションの高騰のせいでリフォーム後に販売して収益が見込める物件の仕入れが困難になっており、事業計画に織り込んではみたものの実現できずにいます。家賃収入による安定した事業をベースに高い収益が望める短期販売事業にも注力することが、今後の飛躍につながるものと考えます。

 

 

もし、その点を考えずに、このまま安定した家賃収入ばかりを頼りに拡大を試みるとすれば、賃貸用不動産を新たに購入しなければならず、資金調達能力とのバランスが崩れてきて、先程の器と水のたとえで言えば、器ばかり大きくなり、その割に注ぎ込まれる水が少ししか増えないといった状況になります。これではいつまでたっても器は満たされません。今後は、なみなみと満たされた器を目指して精進してまいります。どうぞ、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

 

 

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2017年

10月

04日

実のある政策論争

先週、安倍総理の決断により衆議院が解散となり、来る選挙戦に向け、各政党が、それぞれの思惑を胸に蠢動しています。なかでも、既存の大政党が、ブームを引き起こした新政党に庇を借りるという奇手に打って出たことは印象深い話題です。そこには、政党としての理念は重要に考えていないようです。新代表に就いて間もないというのに自らを否定してまでも選挙後の影響力を残そうという狙いでしょうか?そうだとすれば、それは政治ではなく、既に瀕死状態の組織を何が何でも存続させたい一心でもがいているだけのような気がします。

 

一方、庇を貸す側として、理念を同じにすることを基準に庇の下に招くかどうかを選別することは至極当然ながらも、俄かに注目を浴びる中、自分たちが支持された理由(何を第一優先に考えたか)を忘れ、何をやっても支持を得られると思い込んでいるのではないでしょうか?しかし、それは一時的なブームに過ぎず、実績に裏付けされた確固たる信頼がないまま不確定な希望のみで走っているような気がします。

 

4年前に父の葬儀を執り行った際、多くの方から祭壇に花輪を供えていただきましたこと、あらためて感謝いたします。そのお名前をお一人お一人思い浮かべてみると、そこには生前の父の交友関係と現在の私の公私にわたるお付き合いの特色が表れていたように思います。

それは、分不相応のビッグネームがある一方で、国政、地方行政を問わず選挙を伴う公職のお名前が全く見当たらないということです。

 

 

私は特定の政党、政治家と懇意になることもなく、これまでを生きてきました。それでも、選挙には特別、不都合がない限りは投票所に足を運びます。冒頭に申し上げたことは、私のように政治に縁の薄い一般市民も投票するにあたっては一応の考えを持っているという小さなアピールです。選挙戦では既存の組織のためや一時的なブームに振り回されず、将来の国益に叶う政策論争を期待しております。

 

 

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