2017年

8月

28日

午後5時30分の風景

 この日は午後4時に社外で仕事の打ち合わせの約束があり、それを終えて外出先からまっすぐ帰宅する途中でした。自宅近くで何気なく空を見上げると、電線に規則正しく並んで止まっている小鳥を見つけました。どんな種類の鳥か、わかりませんが、鳩より小さいが、雀よりは大きいくらいです。色は画像にあるように、曇り空が背景で、あまり鮮明に判別できませんが黒っぽい感じに見えます。

 

 あまりに行儀良く何羽も止まっているので、何の考えも無くシャッターを押していました。それから、一体、この鳥たちはなにをしに集まってきたのだろう、夏の夕暮れは遅いといっても曇天の空は暫くすれば暗くなる。それならば、皆で揃ってねぐらに帰ろうというのだろうか、などとどうでもいいことに興味が向いて、ちょうど帰宅の途中である自分と重ね合わせ、妙な連帯感が生まれてきました。

 

 鳥類は昼間に自重を空中に浮かせて飛行するために翼をはためかせるという激しい運動が必要です。それを支えるために夜間は巣に帰り、ゆっくりと睡眠をとるそうです。しかも、休息時に体力を回復するため、代謝を落とさないよう集団で寄り添って体温を維持して眠ります。

 

 

 会社から帰宅する途中に、どこかで落ち合ってカウンターの止まり木に集まってくる人たちの姿が脳裏に浮かんだ、ある日の午後530分でした。

 

 

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2017年

8月

21日

個性的な商品は有利か?不利か?

 私が19年前に横浜市泉区の一戸建を買ったときのことです。あるお客様から、「建設会社の社長の家だから、自分で気に入るように様々な工夫を凝らして個性的な注文住宅を建てるのかと思ったら、何と建売住宅を買ったのですか!」と驚かれたことがあります。

 

 一般論で言えば注文住宅は建売住宅よりも高額となります。また、いろいろと工夫を凝らせば、さらに費用は嵩みます。私が建売住宅を選んだ理由もこの点にありますが、ただそれだけではありません。自分のライフスタイルに合わせて、あまりにも個性的にしてしまうと、次に転売するときに、選んでいただける可能性が低くなると考えたからです。それよりも、立地、地型、道路付けなどにおいて不動産価値を損ねる要因がないものを選びました。

 

 洋服やお料理を好みに合わせてオーダーメイドする場合、オーダーした本人が消費してしまい、使い回すということは考えられません。提供する側の個性な大きな武器になるでしょう。しかし、不動産の場合は中古住宅としての市場が出来上がっていて転売することが可能です。そのときに高く売却できるに越したことはありません。

 

 だからと言って使い勝手の悪い家に我慢して住むのも合理的とはいえません。幸い、私が選んだ家は、完全ではありませんが、間取りなど、自分たちが思い描いた生活にほぼ一致しました。細かく指摘すれば、ダイニングとキッチンを仕切る壁に不要なカウンターがあって通り抜けの邪魔になる、また、リビングの壁紙のデザインが好みでないなど、許容できることでした。それどころか、自分たちでは思いつかない工夫がされている部分も多くあって快適な生活ができたと思っています。そして、転売のときは思惑通り、短期間で近隣相場に比べて申し分のない価格で買い手が見つかりました。

 

 これは、ひとえに私が購入した住宅を企画した段階で、建売住宅であっても、いや、だからこそ多くの家庭で使いやすいようにと工夫が凝らされていたお蔭だろうとも思います。

 

弊社が中古マンションをリフォームして販売するときも、まだ見ぬ購入者の声に耳を澄ましてみることが肝要かと思います。そうすることによって、注文住宅に負けない満足を提供できるものと考えています。

 

 

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2017年

8月

16日

IDやパスワードに使う文字

 この頃、いろいろなところでIDやパスワードを登録する機会が増えています。本来でしたら、きちんと記録して人目に触れないところに保管しておくべきなのですが、つい面倒になって同じ文字列を使い回したり、一部変更して済ましてしまいます。そんなとき、出来る限り忘れない文字配列にするための工夫として学生時代に覚えた数字や化学記号を使っています。

 

具体的にここでお教えするわけにはいかないので、概要だけお見せしますと、円周率、三角関数、平方根、掛け算の九九、塩やアルコールなど馴染みの深い化学記号です。

 

こういった数字や文字配列はしっかり記憶に残っているのですが、どれを使ったか忘れてしまい、結局、再登録するはめになったこともあります。誕生日や電話番号、住所などは避けるように注意されますが、こういった文字列や数字はあまり例がないらしく、これまで悪用されたことはありません。

 

 

皆さんはどんな工夫をされているのでしょうか?

 

 

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2017年

8月

07日

起きて繫盛、寝て一城

「起きて半畳、寝て一畳」という言葉があります。人間が生活するのに必要なスペースを畳の広さで表していますが、ここには最低限必要であるというより、これだけあれば十分であるという意味に使われることが多いようです。そして、満足できない現状を肯定するための慰めや、必要以上に贅沢を望むことを戒める言葉として使われます。

 

一般論として、このような心境は理解できますが、より良い住環境の提供を目指している弊社にとっては、このまま「そうですね」とすんなり肯定するわけにもいかず、無理矢理、考え付いたのが「起きて繫盛、寝て一城」です。このままでは単なる言葉遊びでしかありません。そこで、人間の住まいに関する要求について改めて考え直してみます。

 

人が快適に暮らす条件には、いろいろとあります。この季節ですと夏の暑さ対策などが気になりますが、自宅として何よりも優先されるべきことは、防犯、防災などの安心感だろうと思います。このところ日本の各地で大規模な自然災害が発生して住宅が甚大な被害を受けたことが報道されます。自宅とは本来、生活の中で最も安らげる場所であるべきです。そこが安全でいられず避難勧告などが発令され、場合によっては前述の報道のように被害を被る事態となります。被害者の方たちにとっては本当に不安な日々を強いられていると思います。一日でも早く復旧されることを心よりお祈り申し上げます。

 

住宅の安全性は何よりも生活の基盤として大切であって、その意味でも住宅は城に例えられて然るべきだろうと思います。そして、災害等に備えて立派な城を手に入れるために、起きているときは商売繁盛を願って、無理矢理こじつけたコメントを締めくくりたいと思います。

 

 

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2017年

8月

01日

古い地名

私の卒業した小学校と中学校は、どちらも地元の公立で、その名前は地名に由来しています。しかし、地図のどこにも、その名前を見つけることはできません。こういうことは珍しいことではありません。日本の各地で昔ながらの地名を、近くにあるメジャーな地名を加工して新しく作った地名に変えていますが、学校名には古い地名が残ります。

 

私の母校の例を挙げると「道塚」→「新蒲田」また、「御園」→「西蒲田」となりました。蒲田エリアですと、他にも「東蒲田」や「南蒲田」、「蒲田本町」があり、弊社の所在地は何もつかない「蒲田」となります。

 

こういう地名の付け方は蒲田という名前を知っていれば、だいたいの位置関係が推測できるので便利かもしれませんが、何か味気ない気もします。昔の地名は小中学校に限らず、いろいろなところに名残があって、偶然にその欠片を見つけると、由来に想いを巡らせ微かな親しみが湧いてきます。

 

 

大田区は東京のはずれに位置し、大河ドラマに取り上げられるような大きな事件の舞台になる機会は少ないかもしれません。それでも、地元で育った私にとっては、小さな欠片でも興味の対象として十分に魅力を感じます。古い地名から想うことでした。

 

 

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