ブログカテゴリ:社長のつぶやき


24日 3月 2020
 今回も新型コロナウィルスに関連する話題になってしまいました。2か月前にはこのように大きな影響がでるとは思わなかったというのが正直な気持ちです。大流行を防ぐために多くのイベントが中止または延期になっています。人の移動も物の輸送も滞っています。そして金銭の流通も活性化せず、このままだと人々のマインドは冷え込んでゆき、景気は落ち込んでいくのでしょうか?  身近な事柄から振返ってみると、弊社の主力事業である家賃収入は今のところ影響はありません。しかし、「今のところ」と前置きしたとおり、今後この状況が長引けば家賃滞納者が増えたり、退去後の募集の際、家賃相場が下落したり、あるいは値下げした家賃でも入居者が決まらずに空室が増えたりといった負の影響がでてくるのではないかといった懸念を持ちます。もっとも、すぐには(数か月では)このような事態にならないでしょう。そう言った意味で弊社の事業は景気の動向に鈍感であると言えます。  イベントの中止、延期はいよいよ世紀の大事業ともいえるオリンピック・パラリンピック開催の是非にまで及んできました。未だ結論は出ていませんが先行き不透明な中、徐々に中止、延期に傾いているように感じます。そうなったとき、社会全体では大変大きな影響が出ることは容易に予想できます。しかし、弊社の事業は何度も申し上げる通り家賃収入が主力なので、売買とは異なり急激な変化はないような気がします。  そうはいっても世の中は予想通りにいくとは限りませんし、不景気が長引けば負の連鎖が起こり、弊社にもそれが降りかかってくるでしょう。感染した方々、特に重症患者の回復は勿論のこと、一日も早い収束を願っています。
17日 3月 2020
 先週の土曜日、東京に雪が降りました。私たちの年代には「なごり雪」という懐かしい曲が思い浮かびます。そもそも、なごり雪の意味は「春になっても消えずに残っている雪」と「春になってから降る雪」と二つの意味があるようです。東京に降る場合は明らかに後者ですね。それは見慣れた街を幻想的な風景に変えてしまいます。それが淡く儚い恋のイメージと重なって名曲が生まれたのでしょう。  今年は桜の開花宣言があった日になごり雪が降りました。雪だ、花だと言っているのは呑気でいいのですが、あまりに寒暖の差が激しかったり、例年と時期が外れるなど、天候不順が続くと自然災害が心配になります。そういえば、昨年は台風の豪雨により日本各地が甚大な被害に遭いました。そして、現在は新型コロナウィルスによる感染被害に世界中が騒然としていますが、これも、ある種の自然災害でしょう。ウィルスも、なごり雪のように早く消えてもらいたいものですが、なかなか、そうはいきません。既に様々な影響がでていることが報道されています。  ウイルスは、他の自然災害と同じく人の命を奪ってゆきます。命の尊さを考えると、その数だけで災害の程度を測ることはできませんが、今回のウィルスは感染しても発病しなかったり、軽度で回復する人も多いと聞いています。暴風雨や山火事、津波などは、一度に多くの人々の命を奪うと同時に家屋が倒壊、焼失するなど事後の復興が課題になります。ウィルスの場合、感染するという特性から、一つの地域に留まらず世界中に拡大してゆきます。また、感染防止のため、人々の生活が制限され、それが長引くと人々の経済活動が滞ります。 そういった意味でも厄介な災害といえるかもしれませんね。
03日 3月 2020
 昨日は冷たい雨が降っていました。家を出るとき、いつもの黒い傘をさして式場へと歩き出しました。普段から使い慣れた傘なのに、黒いネクタイに黒いスーツを身に着けた、その日の自分の気持ちが染み出して傘を黒く染めたかのようでした。身近な人の死は、あまりに突然にやってきました。私にはできないことを難なくこなし、私の知らないことを教えてくれる人でした。暗い雲は晴れません。  私が小学生の頃です。祖父母の故郷である山形から8歳年上の親戚のお兄さんがやってきました。父の会社で働くために上京してきたのですが、陽気な性格で誰とでも仲良くなる、その人は私たち家族にも、すぐに打ち解けました。やがて結婚して最愛の家族と仲睦まじく暮らしていました。私がタケイチを始めてからは、いつもそばにいて助けてくれました。 この度は、私にとっても悲しい出来事でしたが、ご家族にとっては、もっともっと深い悲しみだろうと思います。慎んでお悔やみ申し上げます。 昨日の雨は止んで今日はいい天気です。きっと、悲しい別れを乗り越えて行きます。
18日 2月 2020
 不動産の価格には実際に取引される価格の他に役所で決めた価格があります。具体的には固定資産税評価額、公示価格、路線価格の三つです。これらは異なる役所の管轄であり、価額も一致しませんが互いを目安として影響し合って価額を決めていると思います。それでは実際に取引される価格はどのようにして決まるのでしょうか。不動産は工業製品と違って一つ一つが異なり、厳密には同じ物件は存在しません。ただし、同じマンションの同じ間取りの部屋など、わずかな条件の違いを除いてほとんど同じであって、その条件の差異を価格の差異に合理的に反映させることで売り手と買い手の双方が納得するという場面はあり得ることです。  ここで大切なのは、「売り手と買い手の双方が納得する」ということであって、それまでの過程において前述の役所の価格が参考に使われることはあっても、それらに制約されるものではありません。むしろ、実際の取引価格の変動を反映して役所の価格が決まるのです。それでは「売り手と買い手の双方が納得する」という状況が成立するための要件について考察してみましょう。  まず、売り手の立場から考えてみると、当該物件を保有しておく必要性が希薄になってきたか、もしくは(かつ)手放すことに経済的合理性を見出したときです。経済的合理性とは、物件を必要としていても他の理由でやむを得ず売却代金を充当せざるを得ない場合もあれば、経済的により有利な資金需要が発生して、そちらに積極的に資金を移動する場合などが想定されます。  次に、買い手の立場を考えると、物件を取得する必要性が高まってくること、かつ取得するためのコスト(売買代金および諸経費)の調達(自己資金、融資)が可能であるといった経済的要件を満たすこと。ここでいう取得する必要性とは、生活スタイルの変化で広い家に買い替える場合もあれば、余剰資金を活用して資産を増やす場合なども想定しています。  こうしてみると、売り手も買い手も経済的な要件は個々人の問題ですが、物件の必要性についてはどちらの立場からみても共通な要件です。そう考えると、誰からも必要と感じられる物件ほど取引の成立のための重要な要件であり、価格も上昇するといった当たり前の結論がでてきます。ちょっとした頭の体操でした。
12日 2月 2020
 つい最近まで新年のご挨拶をしていたような気がしますが、いつのまにか陽射しに温もりを感じるようになってきました。暖かい日が数日続いたと思えば、また寒さがぶり返すといった、いわゆる三寒四温の季節です。このように書き出すと「三寒四温」について…...
03日 2月 2020
 2月2日㈰午後9時、この頃の私はこの時間になると瞼が重くなり、うとうとと眠ってしまうことが多くなりました。そんな時間帯に熱心にテレビ番組に見入ってしまいました。そのテーマは「お酒」です。その内容をサラッと説明すると、人類の祖先が樹上生活をしていた頃、いつも豊富な食糧に恵まれていたわけではなく、ときには普段は口にしない自然発酵した果実を食べることもあったということです。そんなとき、生まれつきアルコールを分解する酵素が多い体質の個体は酔っぱらうことがなく外敵に対応できますが、その逆の場合は生き残れなかったということのようです。かくして太古の人類は皆、お酒に強い体質だったとのことです。  やがて人類が進化して文明を築くようになると酒の効用で脳内にドーパミンという快楽をもたらす物質を過剰に分泌することを覚え、良くも悪くも生活に欠かせない飲み物となったということは周知の事実です。また、ビールのような地酒を主食としている部落を紹介していました。この人たちは生まれつき体内にアルコールを分解する酵素が大量に存在していて、大量の飲酒による弊害が起こらない仕組みになっているそうです。(羨ましい) 一方、私たち日本人を含む東アジアにおいては一部の人にアルコールを体内で分解しきれず、すぐに酔っぱらったり、二日酔いに苦しむ人たちが見受けられます。こういった現象は欧米やアフリカなど他の地域では見られないことです。これには諸説ありますが、番組で紹介されたのは、稲作が盛んな地域に限って、このような現象が見られる。その理由として、アルコールが完全に分解される前の中間物質として生成されるアセトアルデヒドの働きが挙げられます。それは、人体にとって毒性の強い物質ではありますが、稲作に適した湿地に暮らすものにとっては別の意味で人体に悪影響を及ぼす微生物に対して薬の役割を果たしたとのことです。毒を以て毒を制す。 そして、これからの人類とお酒の関係について予見しています。お酒を経験したことのある脳は、その味や匂いが同じであれば、アルコールが含まれていなくても飲酒と同じリラックス効果などが認められるということがわかってきました。ビールをはじめとするノンアルコール飲料は、まさしくお酒の利点のみを引き出す理想のお酒になり得るというお話しでした。 私も若い頃はお酒で失敗しました。それだけに、この話題は非常に興味深く、ここに取り上げた次第です。皆さんにとってお酒とは???
29日 1月 2020
 このコーナーで独り言を呟くようになって数年が経ちます。「昨年の今頃は何を想っていたろう」と調べてみると「インフルエンザの流行」をテーマに選んでいました。やはり、この季節はこの話題がタイムリーであることを確認しましたが、今年はもっとセンセーショナルなニュースが世界を駆け巡っています。...
20日 1月 2020
 阪神淡路大震災が起こったのは、25年前の1月17日未明でした。多くの人が被害を被った大災害でしたが、25年を経て被災地の復興について語られるようになりました。そこには多くの関係者が苦難に立ち向かった姿があったと思います。そんな話題をテレビでも特集番組で取り上げられ、私も身を乗り出して見入ってしまいました。それは、「土地の境界がめちゃくちゃになってしまった被災地一帯を復興させるには、まず何よりも先に測量することが重要である。そして、阪神淡路大震災において六甲山に残る基準点のズレを確認し、そこから神戸市街の復興が始まった。」という内容でした。  確かに、その通りです。災害時に限らず、何か建造物を建てるときも、売買など、土地を取引するときも測量が必要です。また、都市部の土地価格は大変高額であり、ほんの数センチの差が生じても数百万円、数千万円の違いとなることもあって、測量において、その正確性は非常に重要です。測量技術は日々進歩していて、今はレーザー光線で距離を測定するのが当たり前になっています。ときにはGPSシステムを活用することもあるそうです。  しかし、古い登記簿に記載されている土地の面積は、正確とは言い難い場合が多いようです。そのような事情を反映する面白い言葉が残っています。測量機器が開発される以前には縄を使って距離を測定していましたが、同じ縄を使い込んでいるうちにだんだんと縄が伸びてしまい、実際より短い測定値になってしまうことが珍しくなかったようです。その結果、最近になって正確に測量してみると面積が増えているなんてこともあって、それを「ナワノビ」といいます。  話を復興に戻すと、私たちが住む日本は幾度となく災害に見舞われてきましたが、その度に目覚ましいスピードで復興を遂げている、その陰には測量の技術があったということで締めくくりたいと思います。
06日 1月 2020
 あけましておめでとうございます。昨年中は拙いブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。今年は何か新しい発想でお読みいただく方のお役に立つことが書ければいいと思いながらキーボードを前に考えを巡らしております。...
27日 12月 2019
 今年も残すところ数日となりました。前回は年賀状のお話しでしたが、それも何とかなりました。それでも、耳をすませば、「まだまだ年内に済ましておきたい事がある」と心の中で囁く声が聞こえてきます。自宅寝室のベッド脇のサイドテーブルには読みかけの本が4冊も乱雑に積み重ねられていて、いかにも、今さっき手に取ったばかりのように鎮座していますが、実際は2か月くらい放置されていることを、うっすらと積もった埃が証明しています。これはほんの一例で、万事がやりっぱなしになっています。たいして忙しいわけでもないのに怠けることが癖になってしまいました。  今年は平成31年として年始を迎え、年末は令和1年になって終えようとしています。何十年に一度という珍しい年でした。しかも、天皇陛下の御存命の中での新天皇の即位であり、様々な宮中行事の様子も祝賀ムード一色に彩られました。昭和から平成となったときは昭和天皇崩御にあたり喪に服す気持ちがあったことに比べて当然のことかもしれませんが、それだけではなくて日本が天皇制と元号という日本特有の制度、文化に肯定的になったように感じます。しかし、そんな人々の営みとは無関係に、今年は日本各地で自然災害が発生しました。そして来る2020年は待望のオリンピック・イヤーです。スポーツを通して世界中の人々が集う平和の祭典も、その規模と影響力からテロリストの標的になることが懸念されるところです。選手ばかりでなく、その対策や様々な準備に運営する側の人々の苦労も並大抵ではないでしょう。  こうして身近な日常も日本という国も年年歳歳、年は暮、また明けてゆきます。そこには本来は連続した時の流れを敢えて不連続に堰き止めて、過去を見つめ直し、未来に想いを馳せる工夫が為されている、それが年越しを控えたこの時期特有の心境ではないでしょうか。この、しみじみとした空気の中、天災も人災もなく己のみに留まらず、世界中遍く幸多かれと願うことで日頃の身勝手を洗い清めて善人になるのも正月の効用だと言えなくもありません。  これから迎える新年が穏やかにスタートすること、そして、自然も荒ぶることなく、自分も含めた人も善人のままで一年を過ごせるように堰き止められた時間のダムにそっと願いを浮かべて今年の独り言を終えたいと思います。お読みいただいた皆さまにはお世話になり有難うございました。

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