2018年

3月

28日

行く春を惜しむ

 散りゆく桜を「花吹雪」と言うことがあります。また、降る雪を花にたとえた「雪の花」という季語があります。花と雪は互いに例え合う間柄であって、それは、両者が似ているというだけでなく、どちらも風情を感じるからだと思います。

 

先日、箱根に行く途中、雪に降られて渋滞に巻き込まれてしまいましたが、苦労して目的地に辿り着いてみると辺り一面、銀世界になっていて、その美しさに魅了されました。そして、翌日からのポカポカ陽気に桜の花が咲き始め、週末には見ごろを迎えました。ほんの数日の違いで雪景色と満開の桜を楽しむこととなり、今年の春は季節の移ろいも慌ただしく感じられます。

 

 

今を盛りと咲き誇る桜も吹雪に例えられて散ってしまい、その儚さにそぞろな思いを抱くことになるのでしょうか。今年は例年にも増して花見の計画が立て込んでいて、これから1週間で、4回は花を愛でるチャンスがあります。予報によると、お天気にも恵まれるようで、この限られた花見の季節を十分に楽しんでこようと思っています。ただし、行く春を惜しむがあまり、無理をすることは慎みたいと思います。来年も、また春はやってくるのですから…

 

 

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2018年

3月

19日

ライバル

 この数週間は冬季オリンピック・パラリンピックをテレビで視聴し、あるいは結果をニュースで知り、日本選手の活躍、感動の名場面に、度々気持ちが高揚しました。特に、勝者が敗者を称える場面など、スポーツでしか味わえない熱い思いが込み上げてきます。しかし、それは見ている立場だから言えることでしょう。どの種目でも競技ですから選手にとっては必ず勝敗のどちらかで決着がつきます。そして、選手であれば誰でも勝者になることを目指して人並みならぬ努力を重ねてきているはずです。自分を破って栄冠を掴んだ相手に笑顔で対応するのは、さぞ大変だろうと思ってしまいます。敗れた悔しさを超越して互いの検討を称え合う姿の背景には、長年のライバル関係において相手に対する敬意が芽生え、それが信頼へと育ったからなのでしょう。

 

 ライバル関係といえば昔から多くの例があります。たとえば「武田信玄」vs「上杉謙信」、私たちの世代で馴染みが深いのは「輪島」vs「初代貴乃花」、アニメの世界でも「星飛雄馬」vs「花形満」、「矢吹丈」vs「力石徹」などなど数え上げたらきりがありません。これらの物語にはライバルとの死闘の過程で互いに切磋琢磨することで大きく育ってゆく主人公の姿が描かれています。このことは、物語を面白く、美しく飾るための単なる状況設定ではなく、少年の柔らかな精神に正義、努力、我慢、向上心、友情など多くのことを植え付けてきました。

 

 私は思います。日本の総理大臣にもライバルが必要なのではないか?と、

そうすれば、国会や中央官庁で繰り広げられる事件が、もっと美しいストーリーになるのではないでしょうか?

 

おっとっと…スポーツと政治の世界を一括りに論じては真のアスリートから怒られそうですね。それでは、ここらでお開きとさせていただきます。

 

 

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2018年

3月

13日

これからのマンションの在り方

 このブログで皆さんに私の考えをお伝えするために、マンションについて、あれこれ思いを馳せていると、いろいろなアイディアが浮かんできます。そして、ただ考えているだけでなく、整理して文章にすることで、より一層その輪郭がくっきりと表れてきます。

 

 これまでマンションについていろいろな考えを述べてきました。老朽化したマンションの行く末を案じて、その対策に弊社のビジネスの方向性を見出そうとしていること、あるいは、どんどんと進化してゆく新築マンションが高級化の一途を辿っていることに対する不安、などなど。そして、それらを文章にしているうちに、私の夢である「これからのマンション」の在り方について頭の中で焦点が合ってきて、ようやく像を結ぶようになってきました。それをもって弊社が目指すべき新築マンションとしたいと思います。

 

 「私は、年を重ねることで魅力が増し、価値が認められるマンションを造りたい」

これまでのマンションは年代が新しいほど最新設備が揃っていて快適な生活が可能です。また、デザインにおいても、高級部材を使用してお洒落になっています。一般的には築年数が古いほど敬遠される傾向があり、したがって取引価格も低くなりがちです。しかし、ほかの物品をみてみると、たとえば腕時計やアンティークな家具などは古いからといって必ずしも価値が低いとはかぎりません。その理由のひとつに、部品を交換するなど、修理することによって、いつまでも実用に耐えられるからだと思います。マンションの設備も最初からいずれは改修工事によって新築同様の最新設備が取り付けられることを前提に設計してあれば、改修に掛る費用を抑えて比較的簡単に生まれ変わることが可能になるはずです。また、専有部分だけでなく、共用部分である上下水の配管や電気の配線、オートロックシステムなど、あらゆる点において将来の改修ができるようにしておくことによって、老朽化による価値の減少を防げると思います。デザインや立地条件においても、その特色を十分に活かした飽きのこない物件に仕上げます。建物の物理的な要件だけでなく、管理組合の規約から修繕積立金の計画に至るまで、すべてマンションの将来について考え抜いたものを採用する。他にも、魅力が増して、価値が認められるためには様々な工夫が必要です。

 

それは、これからの課題として、中古マンションを扱ってきて、その弱点を知り尽くしているからこそ可能となるニュータイプのマンションの建築を実現させたいという思いに至りました。今回もまた、肩肘張ったお話しになってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。この夢を夢で終わらせないよう頑張ってゆく所存です。

 

どうぞご支援賜りますようお願い申し上げます。

 

 

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2018年

3月

06日

春の訪れ

 昨日は午後から夜にかけて嵐が吹き荒れました。この季節の嵐は「春の訪れ」を告げていて、一雨ごとに暖かくなってゆきます。昨晩、私の住んでいるマンションに可愛らしいお客さんが春を告げにやってきました。午後9時過ぎに用事があって部屋の外に出た妻が「かわい~」を連発しながら戻ってきました。マンションの共用廊下に1213㎝ほどの蛙が一匹、ジッとたたずんでいる。珍しいことなので、私もすぐに見に行くと、痩せこけた蛙を見つけることがでました。そういえば、今日は啓蟄です。昔の人が創った暦通りに冬眠から目覚めたばかりの如何にも眠そうな蛙に自然の摂理を感じました。

 

 これからの季節は三寒四温で寒暖を繰り返しながら春が深まり、梅雨を迎えて夏になってゆく、これもまた、毎年、繰り返されることで、今更とりとめて取り上げることではありませんが、この繰り返しの中に法則性を見出し、生活の知恵として活用するにとどまらず、昔日の思い出を年輪のごとく重ね合わせて生きてきた、また、これからも、そうして生きてゆくのかなあ、と思うと、自身の過去に郷愁を覚えます。

 

 特に春は別れと出会いのシーズンということもあって多くの思い出が折り重なっていますが、ここ数年で最も衝撃的な出来事は2011311日に発生した東日本大震災です。早いもので、あれから7年が過ぎようとしています。私自身の生活について言えば、確実に意識が薄れてきていますが、深刻な被害を受けた方々や大切な人を亡くされた遺族の方々にとっては未だに思い出として簡単に片づけられないだろうと察しています。

 

 

 自然の摂理は美しく感じられますが、いつも優しい顔ばかりではありません。ときに大災害をもたらし、人々を悲嘆のどん底に突き落としてしまいます。それでも、繰り返し新しい春が訪れることを信じて頑張っている人が大勢いらっしゃると思います。そのことを忘れずに春を迎えたいと思います。

 

 

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