2019年

12月

27日

今年もお世話になりました

 今年も残すところ数日となりました。前回は年賀状のお話しでしたが、それも何とかなりました。それでも、耳をすませば、「まだまだ年内に済ましておきたい事がある」と心の中で囁く声が聞こえてきます。自宅寝室のベッド脇のサイドテーブルには読みかけの本が4冊も乱雑に積み重ねられていて、いかにも、今さっき手に取ったばかりのように鎮座していますが、実際は2か月くらい放置されていることを、うっすらと積もった埃が証明しています。これはほんの一例で、万事がやりっぱなしになっています。たいして忙しいわけでもないのに怠けることが癖になってしまいました。

 

 今年は平成31年として年始を迎え、年末は令和1年になって終えようとしています。何十年に一度という珍しい年でした。しかも、天皇陛下の御存命の中での新天皇の即位であり、様々な宮中行事の様子も祝賀ムード一色に彩られました。昭和から平成となったときは昭和天皇崩御にあたり喪に服す気持ちがあったことに比べて当然のことかもしれませんが、それだけではなくて日本が天皇制と元号という日本特有の制度、文化に肯定的になったように感じます。しかし、そんな人々の営みとは無関係に、今年は日本各地で自然災害が発生しました。そして来る2020年は待望のオリンピック・イヤーです。スポーツを通して世界中の人々が集う平和の祭典も、その規模と影響力からテロリストの標的になることが懸念されるところです。選手ばかりでなく、その対策や様々な準備に運営する側の人々の苦労も並大抵ではないでしょう。

 

 こうして身近な日常も日本という国も年年歳歳、年は暮、また明けてゆきます。そこには本来は連続した時の流れを敢えて不連続に堰き止めて、過去を見つめ直し、未来に想いを馳せる工夫が為されている、それが年越しを控えたこの時期特有の心境ではないでしょうか。この、しみじみとした空気の中、天災も人災もなく己のみに留まらず、世界中遍く幸多かれと願うことで日頃の身勝手を洗い清めて善人になるのも正月の効用だと言えなくもありません。

 

 

 これから迎える新年が穏やかにスタートすること、そして、自然も荒ぶることなく、自分も含めた人も善人のままで一年を過ごせるように堰き止められた時間のダムにそっと願いを浮かべて今年の独り言を終えたいと思います。お読みいただいた皆さまにはお世話になり有難うございました。

 

 

 

 

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2019年

12月

18日

年賀状の季節

 今年も年賀状を作成する季節になりました。ここで、多少の違和感を覚えつつ、敢えて作成するとしたのには理由があります。本来ならば「年賀状を書く」とすべきところですが「作成」するとしたほうが実際の作業に相応しいと思ったからです。どこの家庭でもプリンターが「人間の手作業である書く」に替わってパソコンの操作により賑やかに活躍することでしょう。パソコンが普及してからというもの、年賀状は裏面にユニークなアイディアを盛り込んで、自分だけのオリジナルなデザインに仕上げることが簡単にできるようになりました。また、表面の宛名についてもデータベースによって住所録管理するようになって、手書きで一枚ずつ書いていた時代に比べ、格段に作業が楽になりました。

 

 ところが、今年は5月に我が家でトラブルが発生して年賀状の住所録が使用不能になりました。それでも、12月のこの時期までには復旧するだろうと甘くみていました。ところが、予想に反して未だに使用不能のままなんです。そのこと自体に対する恨みつらみもありますが、それはさておき、何らかの対処をしないと年賀状が出せません。昔のように一枚ずつ手書きをするか。それが出来れば、ある意味、心がこもった年賀状になって素晴らしいのですが、残念ながら私はひどい悪筆で手間ばかりかかって恥をかくばかりです。次の手段はもう一度パソコンで住所録を作成すること。そのために150件以上のお名前、郵便番号、住所等をキーボードで入力しなければなりません。これから10日ほどで仕上げるのは大変ですが、これから毎晩夜なべ仕事となるのでしょうか。それでも間に合うかどうか!

 

 

 これからどうするか、どうなったかは私からの年賀状が届いた方にはわかるでしょうが、ここでは頑張って何とかします、とだけにしておきます。とにかく、電子機器に頼りすぎて困ったことに陥って苦労しているという愚痴話でした。あぁ時間がない!時間がない!

 

 

 

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2019年

12月

11日

世の中

 このコーナーで何を書こうかと題材に困ったとき、改めて世の中を見回してみます。「世の中」と一言で済ませてしまいましたが、よくよく考えると人によって、状況によって、あるいは時代によって、その意味合いが大きく異なります。たとえば、私がブログの題材を求めてさまよい歩く「世の中」としては、自宅と職場、その間を繋ぐ通勤経路が頭に浮かびます。そこで誰と何を会話してどう感じたかが私にとっての世の中です。しかし、けっしてそれだけではありません。子供の頃から慣れ親しんだテレビも世の中を構成する大きな要素です。そういった情報源という意味では、最近PCやスマホによるネット検索などがテレビを凌駕する存在になってきました。実際、私がブログの題材を選ぶのに、家庭や職場での出来事だけでなく、テレビから仕入れた情報も結構あります。そして、同様にネットの世界からも多くの題材をみいだすか、と思いきや以外とそうでもないような気がします。ネットの活用法としては、既に題材を決めた後に、その話の真偽の裏付けや補足が多いような気がします。

 

 思えば人類は文明の発展とともに個々人の持つ世の中を広げてきました。道路の整備や航路の発見も然り、また、エンジンを積んだ自動車や蒸気や電気で走る列車の実用化も然り、そして、航空機の出現で移動手段としては飛躍的な進歩を遂げました。こうして限られたエリアでしかなかった「世の中」がどんどん広がりました。しかし、テレビの存在は人間自身が移動せずとも情報が得られるという点で、交通の発達とは別の次元で「世の中」が広がったと思います。

 

 さて、その次に現れたPCやスマホは、またテレビとは違う作用が働くようです。PC、スマホは「世の中」を広げるというよりも専門分野に深く入り込む傾向が強いのではないでしょうか?その理由は、これまでも指摘されてきたようにテレビの場合、情報が発信元から受け手に一方的に流れる、つまり情報の受け手に取捨選択の機会が少なく、発信元の選択した情報が普及する。(そのことを問題視する意見もありますが、それは置いておいて)その結果、意図せず受け手の「世の中」が広がることになります。それに比べてPC、スマホは双方向コミュニケーションであるがゆえに互いに取捨選択ができるので、興味のあることに集中する傾向が強くなるのかもしれません。

 

 

 少々ひねくれたことを申し上げるようですが、本人の興味と無関係に外部から一方的に情報を押し付けられることも、世間を広げるという意味で有益ではないでしょうか?という結論で締めくくりたいと思いますが、この拙いブログを読むに値すると選択していただいたあなたに感謝申し上げます。

 

 

 

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2019年

12月

04日

もみじ狩り

 「もみじ狩り」という言葉があります。ちょうど今頃の季節に話題になります。赤く色づいた紅葉は大変美しいです。しかし、それを眺めに出掛けることを「もみじ狩り」と呼ぶのはなぜでしょうか?「狩り」は見てのとおり“けものへん“ですから、どうしても獲物は鳥獣を連想してしまいます。

 

 ほかにも「ぶどう狩り」や「いちご狩り」など果物にも同様の使い方があります。そこには何か特別な事情が隠れているのではないか?ということで調べてみましたが、期待外れで何も興味深い事実が見つかりません。やはり、イメージしたとおり、当初は鹿や猪、兎などを狙って野に出掛けることを狩りといったようです。後に果物やきのこにも使うようになり、最後に紅葉を眺めることを目的に出掛けることにも使うようになったとのことです。

 

 何かあまりに当たり前のことで面白味がないのですが、「狩り」という言葉には獲物が何にせよ、共通して野に出て自然を愛でる、楽しむという意味が込められているようです。このあたりに古来からの日本人の自然に対する感性が潜んでいるように思います。

 

 

 皆さんも「もみじ見物」よりも「もみじ狩り」のほうが、心が浮き立つといったことはありませんか?

 

 

 

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2019年

11月

25日

電気

 台風シーズンも終わって秋も深まり、すっかり冷え込む季節となりました。先日、エレベーターに乗ろうとボタンに指を伸ばすと、何かの拍子で周囲の金属プレートに指先が触れてビリッと軽い刺激を感じ、「静電気か、空気が乾燥しているんだな」と、ここでも冬が近づいているのを気付かされました。

 

 静電気は何かというと、その物質を形作っている分子、原子を構成する電子が一方向に偏ることで起こる現象です。私たちの身近にある電機製品を動かすのも電気ですが、突き詰めれば、これも電子の流れを利用しています。今年は台風の影響で千葉県を中心に大規模な停電が起こりました。また、その直後にタワーマンションの地下が浸水して停電し、住民が非常に不便を感じたと報じられたのは記憶に新しいところです。かくして電気が如何に生活の基盤を支えているかは誰もが疑わない事実です。

 

 そこで電気をテーマに拙い認識を、子供の頃の思い出に、新たに調べてみたことを織り交ぜて述べてみます。まず、電気とは、正しくは電磁気と呼ぶべきだろうと思います。電気が流れると、その周辺に磁気が生じます。それを利用し、釘などの棒状の鉄にコイルを巻きつけて電流を流すと磁石になります。この磁力の引き合う力と反発する力をうまく利用したのがモーターです。小学生のとき、モーターを手動で回すと電流が流れることを教わって感激したことを覚えています。手で回したエネルギーが電気エネルギーに変換、これこそが発電機の原理ですよね。

 

 ところで、何故これほどまでに電気の活用が普及したのか、その要因のひとつに送電システムが整備されたことがあると思います。そして、大規模な送電システムには直流よりも変圧が容易な交流が適していました。各家庭の壁面にあるコンセントの差込口の電気は交流といってプラスとマイナスが1秒間に50または60回入れ替わります。ところが、家庭で使われる電化製品の多くは直流で動きます。そこで交流を直流に変換するために、古くは真空管が使われ、今では半導体が活躍しています。皆さんの耳に馴染んだトランジスタも言うなれば半導体のルーツのようなものです。その原理についても興味深いところですが、ここではやめておきましょう。

 

 

 このように慣れ親しんだ電気ですが、小学校に入学する前、コンセントからコードを抜くとき、誤って感電したことがあり、60歳を過ぎた今でもそのことを覚えています。それ以来、同じ過ちはありませんが、便利なものでも危険は潜んでいるものです。

 

 

 

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2019年

11月

13日

Even par

 ゴルフをやっていると「イーブンパー」という言葉を耳にします。私はゴルフがあまり得意ではありませんが、一応、道具は持っているし、年に数回はゴルフ場でプレイを楽しみます。そんな訳で一応はルールを理解しています。ゴルフのルールにおいて一番の特徴は何かというと、人それぞれ答えは異なるでしょうが、私としては、この「イーブンパー」だと思います。

 

 英語の even par を日本語に訳すと、「標準点に等しい」とか「ちょうど標準点」になると思います。もっと上手な翻訳もあろうかと思いますが、ここは、これで話を進めさせてください。ここで出てくる標準点という概念がゴルフの特徴だというのが私の主張です。

 

ご存知のとおりゴルフでは通常18ホール用意されており、ホールごとに par3par4par5といった標準点が設定されていて、プレイヤーは一応この標準点を目安にボールを打ってゆくことになります。勿論、少ない打数でホールインしたほうがいいので、上手な方はアンダーバーを狙うでしょうが、私のような下手くそにとっては設定されたpar+1 を目標にしても達成できるのは稀で par がとれれば大喜びです。ここでは各人のレベルは別にして、コース設定者が決めた par の意味はプレイヤーがノーミスで回ったときのスコアであり、ここから、いくつミスを犯したか(逆に優越なプレイができたか)を数える競技だと認識しています。つまり、even par は満点なのです。

 

 この発想はどこか、何かに似ていると感じていましたが、弊社の主力事業である賃貸業における家賃収入が思い浮かんだ瞬間、これかな!と思いました。賃貸物件が365日、満室状態であれば、これを even par として、そこから空室がいくつ、何日あったか。逆に請負工事による収入や手数料収入が加算できたか、なんて考えてしまいます。

 

ゴルフも仕事も even par だと大変、嬉しいのですが…

 

 

 

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2019年

11月

06日

コインランドリー事業

 弊社が所有している不動産の多くは居住用マンションですが、事業用の店舗、事務所もいくつかあります。そのうちの一つに、美容院がテナントとして入居していたマンションがあります。その美容院が今年の春に閉店することになり、当然、その店舗スペースは空室になりました。

 

弊社は今のところ、所有物件を貸して家賃を得ることが主要な収入なので、これまで通りのやり方を踏襲するならば、新たにそのスペースを利用して何か事業を営む賃借人を探して貸すことになります。その場合、極端な言い方をすれば、そこでの営業活動で、利益がいくら出ようと(逆に損失が出ようと)一定の家賃をいただければ関与することはありません。これに対して、今回は第三者である賃借人ではなく、弊社自らが主体となって「コインランドリー事業」を始めることにしました。もちろん、弊社がこの事業のノウハウを持っているはずもなく、「ウォッシュハウス」というフランチャイズに加盟して援助と指導を仰ぎながら、今年の6月に開店しました。

 

そうなると、今までの賃貸人(大家)としての立場と大きく異なる点があります。そのひとつは、開業にむけた準備のための初期費用を弊社が負担することです。そして、もうひとつはコインランドリーの営業成績が、そのまま弊社の損益にかかってくることになります。事前の調査を反映した事業計画では家賃収入より大きな利益が見込めます。しかし、それは見込みであって、確定した数字ではありません。いわばハイリスクハイリターンの事業になります。(これは賃貸業に比べてのことで、決して一か八かの賭博的な意味ではありません)

 

 

前述の通り、弊社全体としては家賃が収入の大部分を占めており、極めて安定していてリスクが小さいのですが、その分決まった利益しか望めません。そのことが弊社の長所でもあり、投資金額に対して利益率が低くなる理由でもあります。そこで、全体のバランスを考えて、これまでよりほんの少しリスクをとってみたのが「コインランドリー事業」です。10月を終え、お蔭様で計画通りか、それを上回る成績です。今後に期待が持てそうです。

 

 

 

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2019年

10月

29日

理屈ではわかっていても・・・

 東京オリンピック開催まで約10か月となりました。各競技のメダル候補や有力選手の情報だけでなく、様々な準備が為されていることが報道されています。そんな中、最近飛び込んできたのが、マラソンと競歩の会場を東京から急遽、札幌に変更するというニュースです。

 

オリンピックが開催されるのは来年8月、東京の気候を考えれば、この判断は確かに合理的です。…と理屈ではわかっていても、やはり心情的には割り切れない思いが残ります。それゆえ、たいして重要とも思えない理由を捻り出しては反対してしまいます。それどころか、そもそも、この時期に東京を選んだ時点で無理がある。東京を選んだのなら時期をずらすべきだった、などと今更どうしようもない議論まで噴出する始末。

 

ところで、東京でオリンピックが開催するということは、その莫大な費用を原則として東京都が負担する、つまり都民の血税が使われるということです。一方で、都民にとっての実質的なメリットは何かというと、それはそれで経済的な効果がいろいろと期待できるのでしょうが、マラソンと競歩の会場が東京以外に変更になって、どれほどの影響があるでしょうか。この変更に反対するのは合理的な理由というよりは心情的な問題が大きいだろうと思います。

 

 

 札幌への変更がまだ、提案の段階なのか、それとも既に決定したことなのか、私は知りませんが、関係者の方々にとって頭の痛いやっかいな問題が起こってしまったようです。それでも、滞りなく開催することを目指してこれまでも尽力してきたのですから、ゴールまで僅かとなった今こそ、オリンピックに出場するアスリートに負けないよう頑張ってほしいものです。

 

 

 

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2019年

10月

25日

災害の備え

 先日の台風19号は日本の各地に甚大な被害をもたらしました。被災した方々のご苦労を思うと心が痛みます。古来より日本の風土は、「秋晴れ」という言葉とは裏腹に、秋は案外雨が多いようです。

 

 それにしても、今回の台風接近に伴う気象庁、地方自治体などの避難や注意の呼びかけはこれまでに例がないほど徹底していたように思います。(それでも、被災してしまうほど、予想を超える規模であったのでしょう) 刻々と近づく台風の状況と今後の天候の変化を予測するとともに各河川の水量や限界値の情報など、テレビだけでなく、スマートフォン片手に知ることができました。

 

 いつになく緊迫した表現で注意を呼び掛けるメディアに、最初は「そんな大袈裟な!」と違和感がありました。また、予定していたスケジュールを中止することに躊躇する気持ちが残っていました。しかし、過ぎてしまえば、この大袈裟とも思えた注意の喚起があったことを評価しています。それでも100%被害を防げなかったことに驚異的な大自然の力を思い知らされました。

 

 

 今日も雨が降っています。前回ほどの大雨ではなくても、一度、水を含んだ地盤は緩んでいることがあるそうです。注意するに越したことはありません。大自然の恩恵を享受するとともに畏敬の念を忘れてはいけませんね。

 

 

 

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2019年

10月

15日

権威の源

先日、吉野彰氏のノーベル化学賞受賞の報道がありました。誠に喜ばしいことで、心よりお祝い申し上げます。聞くところによると、その研究はリチウムイオン電池の開発に貢献したということです。私たちの身近に溢れている電子機器の電源に使われている電池です。それを思うと如何に世の中で役に立っているかが実感できます。役に立つ研究だから受賞したのでしょうが、ご本人やご家族、関係者へのインタビューによると、候補に挙がってから実際に受賞するまで十数年を経たとのことです。その間、吉野氏自身はこれほどまでに世間で注目されなくても研究は役に立ち、今後も変わらず役に立ち続けるのでしょう。ところが、ノーベル賞受賞を境に、吉野氏自身に対する世間の注目度は激変し、いきなり時の人となります。

 

今回受賞した吉野氏以外にも様々な分野で受賞候補となっている方々が大勢いらっしゃることでしょう。この方たちと吉野氏との違いはおそらく紙一重だろうと思います。それでも、世間の注目がこんなに違ってしまうのは、ひとえにノーベル賞に宿る権威の為せることと考えます。

 

今月は、年一回の宅地建物取引士試験があります。私たち不動産業者は、この資格がないとできない業務があります。この事実は法律に定められていて、宅建士というある種の権威の源は法律にあるとも言えます。一方、ノーベル賞はどうでしょうか。受賞者のみに許される法的な権利、義務はたぶんないだろうと思います。それなのに、受賞を機に周囲が激変してしまうノーベル賞の権威とはいったいどこからくるのでしょうか?

 

などと呟いてはみましたが、決してノーベル賞の権威を否定して、慶事に水を差すつもりもありません。重ねてお祝い申し上げます。

 

 

 

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2019年

10月

07日

ルール

 現在、日本で開催されているラグビーのワールドカップ。日本代表チームが目覚ましい活躍をしていることもあって、これまでラグビーに関心が薄かった人たちも巻き込んで、大いに盛り上がっています。私もその一人で、日本戦に限らずテレビ中継を楽しんでいます。そこには並外れた身体能力を活かして躍動する選手の姿もさることながら、ゲームが止まるたびにルールの説明を交えて解説することで、私のような初心者でも何が起こったか理解できるような配慮が随所に見受けられます。

 

 スポーツ全般に言えることですが、勝敗を競うにあたって必ずルールが定められているというより、ルールに則っていなければゲームは成立しません。当然、プレイヤーはルールに精通していることが求められ、観戦する側もそれを理解することでプレイヤーの意図が推測可能となり、より一層、応援に熱が入ることでしょう。

 

 こういったことは、なにもスポーツに限らず、日常生活においても当てはまることがたくさんあります。そして、そこでは誰もが観戦する側ではなくプレイヤーです。ところが、身近なことで意外とルールに無関心だったり変更に気付いていなかったりして損をしていることがありそうです。私の場合、クレジットカードなどのポイントを無駄にしているようで不安です。もう一度チェックしようと思っても億劫で後回しです。これから受給が始まる年金についても一度、きちんと知識を整理しておきたいと思っています。

 

 

 ラグビー観戦を楽しむのも、日常生活で損をしないのもルールを理解してこそ、というお話しでした。因みに、ラグビーのルールは正式には law と呼ぶそうですが、すべてを網羅することは無理ですが、ある程度は法律についての知識も大切だというところで本日は締めくくりたいと思います。

 

 

 

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2019年

10月

02日

消費税

 101日から一部の商品を除いて消費税が8%から10%に引き上げられました。この一部というのが、なかなか曲者のようで、マスコミでもその複雑さゆえの混乱を予想して盛んに報道しています。今回の税率改定にかかわらず、以前から不動産の取引における消費税は複雑であった、というお話しをしてみたいと思います。

 

税の専門家や不動産業者の方々にとっては分かり切ったことかもしれませが、一般の方にとっては意外と知られていないと思われることに、建物は消費税の対象ですが土地は非課税、つまり消費税がかからないということです。不動産の売買において、土地と建物は別々の不動産であり、それぞれに価格が設定されていれば、その建物部分だけに消費税を課せば簡単です。勿論、そういう場合もあります。しかし、建売住宅や中古物件で、そのまま使用できる場合などは建物と土地を一体として総額いくらというように価格設定することが多いと思います。特に、マンションの場合は敷地権という権利を設定して建物の区分所有と土地の共有持分を一体化しています。これらを別々に取引することはできません。自ずと建物価格とそこに課される消費税と土地価格の総額で価格設定されます。しかし、いざ価格交渉が成立して契約書を交わす段階になって、総額しか決まっていないので慌てて内訳を相談するといった事態がよく見受けられます。

 

さらに話を複雑にしているのは、取引に伴う仲介手数料や登記費用です。仲介手数料は総額から消費税を差し引いた建物価格と土地価格に対してのみ決められた料率を乗じて計算されますが、この仲介手数料自体が課税対象です。これを算出するには、手数料の元となる取引の建物と土地の割合に案分され、土地に対する部分は非課税になります。また、登記費用には、登記するための登録免許税とその事務作業を委託する司法書士への報酬に分かれますが、登録免許税は非課税で報酬の部分のみ課税です。そして、この消費税も仲介手数料の時と同様、元の取引の土地と建物の割合に案分して建物に対する部分だけ課税されます。

 

 

他にも、いろいろあります。でも、これだけ述べれば十分複雑だということがご理解いただけることと思います。今回はこれくらいで終わりにしておきます。

 

 

 

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2019年

9月

26日

家探し

  個人的な話で恐縮ですが、今回は私の家族に関わるお話です。うちの子供たち3人は、それぞれ良きパートナーに恵まれ、私たち夫婦の元から独立して家庭を持っています。そこに至るまで様々なことがあって、その度に喜んだり気を揉んだり何かと忙しい思いをしましたが、実際にはその大部分は本人たち、もしくは妻に任せっきりで私は直接、手を出しませんでした。

 

 ただ、新しく家庭を築くにあたって極めて基本的で重要な住居をどうするかに関しては例外であり、やっぱり私を頼ってくれるのです。私も数少ない活躍の場に自ずと張り切ってしまいました。具体的に申し上げると、住みやすい街、通勤に便利な駅、快適な生活の為の設備、今後の生活の変化に対応するには、ひとまず賃貸を選んだとして、どうすればお得な物件が見つかるか?また、いずれは賃貸から所有物件に移るとして、どの時期にどんな物件を購入したらいいか?などです。

 

 その過程で子供たちから最近のトレンドに気付かされこともありました。例えば夫婦共稼ぎの場合は何がなくても宅配ロッカーが必要不可欠だとか、24時間、週7日いつでもゴミが出せれば大助かりだそうです。その結果、彼らの住居がどこの、どんな部屋に決まったかはプライバシーにかかわるので申し上げられませんが、それぞれ満足して生活しているようです。

 

 しかし、こうして上手くいった原因を冷静に振り返ってみると、私の卓越した活躍ではなく、ここでも本人たちやそれをサポートした妻がこまめに情報収集したおかげだろうと思います。私はプロとして最後のチェックをしました。それにより多少の安心感を得られたかもしれませんが、まぁ、そんなもんです。それにしても、こうして皆でワイワイと家を探すのは楽しいものです。そこには新生活への夢や憧れが垣間見えるからでしょうか。

 

 弊社の業務もそのお手伝いをしているということが家族に対してほんの少し誇らしく感じる瞬間でした。

 

 

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2019年

9月

06日

依存症

 世の中には様々な依存症があります。アルコールや薬物の依存症は深刻な問題を惹き起こす危険 性をはらんでいます。今回はそんな深刻なテーマではなくてスマートフォンのお話しです。

 

 私のような還暦を過ぎた者では、その機能を活かし切っていないと思いますが、それでも急に使 えなくなってみると、如何にスマートフォンに依存していたかを実感しました。

 

 今年の5月のことです。突然、スマホとパソコンが使えなくなってしまいました。最近はデータ をクラウドに保存して、どの端末でも操作できるようにしていましたが、その全てが使えません。 そして、困ったことがいろいろと起こりました。

 

 まず、家族や親しい友人との連絡が取れなくなりました。電話番号もメールアドレスも呼び出す ことができないし、先方からの連絡にも応答できません。次にスケジュール管理です。決まっている 予定はすべてカレンダーソフトで管理していたのに呼び出せない。他にも、モバイルスイカが使えない、とかクレジットカードの利用残高が確認できない、とかネットを利用した証券の売買がで きない、とか銀行口座の残高確認や振込手続で銀行まで足を運ばないといけない、など経験しま した。

 

 しかし、よく考えてみると、こういう状況になったのは、ここ3年くらいのことです。 これも、一つの依存症とも思えてきました。

 

 

 

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2019年

5月

13日

自作自演の株主総会

 今年のGWは今までにない10連休、しかも連休中に元号が平成から令和に代わるといった、滅多に遭遇しないことが重なって、これらに因んだ報道が盛んにメディアを賑わしてきました。ここにきて、ようやく落ち着いてきて正常なモードになってきたように感じます。

 

弊社においても57日㈫から営業を再開して1週間が過ぎました。世間同様、連休モードから通常モードに切り替わり、本日(513日)は午後3時から株主総会を予定しております。(皆さんにお読みいただくときは終了しているものと思います)

 

 弊社の株主は現在のところ、私ただ一人です。それなのに、わざわざ株主総会などと大げさに騒がなくてもよいのではないか?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。株主総会は会社組織の中での最高意思決定機関であり、株主の総意が会社の全てを決めると言っても過言ではないでしょう。その株主が私一人ということは、結果として私が全てを決めることになります。しかし、私は弊社を好き勝手に自由にするために100%の株式を所有しているわけではありません。今後、弊社を出資するに足りる企業であると認めていただけるようであれば、喜んで株式を引き受けていただくつもりでおります。

 

 

 そのための事務処理を簡素にするには、一旦株主を私一人としたほうが宜しかろうとの考えからであって、その後、自信を持って出資をお願いできる状況にないままで現在に至っているだけです。だから、大勢の方々から出資していただけることを目指して、その日のためにもきちんと株主総会を開くことで、本来あるべき会社の在り方を忘れないようにしています。自作自演で観衆も自分一人という滑稽なステージですが、生真面目に演じることで意気込みを未来につなげてゆくつもりでおります。

 

 

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2019年

4月

23日

連休を控えて

 東京では桜も散り、初夏を思わせる爽やかな陽気になってきました。今年は季節の移り変わりに合わせるように元号が平成から令和に代わります。それに伴う未未曾有の10連休が、もうすぐそこまで来ています。カレンダーの数字は赤くなりますが、それに合わせて休む人たちばかりではありませんが、やはり世間一般は休日モードです。

 

以前でしたら、連休前には、まとまった現金を用意しておかなければならなかったという記憶に残っています。しかし、今は休日であっても銀行のATMやコンビニで容易に現金が用意できます。そもそも、キャッシュレスが進んで、クレジットカード、プリペイドカードで用が済むことが多くなりました。連休前に手持ちの現金を気にする代わりに連休後のカード決済の引落が気になって口座の残高をチェックしています。

 

その他に気になることは。お天気と交通機関の混雑でしょうか?このあたりは相変わらずといったところですが、敢えて言えば天気予報の精度が格段に上がりました。天気予報が的中すれば傘の準備や服装などの選択に役立つことは確かですが、それによって予定自体を中止や延期することは稀だろうとも思います。

 

 

交通機関については長期の連休なので、利用する日時もエリアも分散して混雑が緩和するのではないか、という話も聞かれますが果たしてどうなるでしょうか?何せ未曾有のことですから。いよいよ令和のスタートまで秒読みです。

 

 

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2019年

4月

16日

働き方改革

私は用もないのに事務所の中をうろうろ歩き回る癖があります。社員の皆さんにとって、さぞ迷惑なことだろうと思いながらも事情があって歩いています。そうして訳もなく歩いているとき、事務所の壁の掲示物の中で、ふと目に付いたのが「TOKYO働き方改革宣言」でした。弊社も働き方改革に取り組んでいることを宣言しているわけですが、そもそも働き方改革とは何なのか、いい機会なので、その正体について調べてみました。以下、即席の知識を恥ずかしながら披露いたします。

 

 

 働き方改革の名のもとに様々な施策が打ち出されています。たとえば「長時間労働を是正するために時間外労働を規制する」とか「同一労働同一賃金を目指して非正規と正規社員の格差を是正する」とか「高齢者の雇用促進」などなどです。これに伴い各種法令が改定されましたが、これら一連の流れの背景には「日本の将来の労働人口の減少により国力が低下することを阻止する」という大きな目的が控えているとのことです。先に掲げた施策がどのように作用するのか、また本当に目的通りの結果が得られるのだろうかについては、ここで長々と論じても退屈なばかりです。弊社においても「働き方改革」に伴う影響は出てきますが、ここでは何故こんなことをするのかをしっかり見据えて参りたいと思います。

 

 

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2019年

4月

09日

キャッシュレス時代のお札

 今朝一番で飛び込んできたニュースによると、近々お札のデザインが変わることになるそうです。お札といえば、まず偽札を防止するために技術の粋を集めた精巧な印刷を施す必要がありますが、それにも増して話題になるのが、そこに描かれる人物の肖像画です。買物でもなんでも日常生活で毎日のように、その顔を拝見し、場合によっては愛着すら感じて収集しようとするわけですから自ずと注目度がアップします。特に一万円札は、まさしくお札の顔として貨幣価値を象徴する存在です。これまでの福沢諭吉やその前の聖徳太子もお札の顔として立派に役目を果たしてきました。次の渋沢栄一さんも、その実績から考えて相応しい人物だろうと思います。

 

 それにしても、ここ数年のキャッシュレス化の進展は凄まじい感があります。このままいくとお札の持つ意味も変化していくのではないでしょうか?たとえば、前述のように技術の粋を集めて制作しているのですから工芸品としての価値に注目が集まり、まるで記念硬貨のように世間に流通しなくなってしまうのでは?

 

私は古いタイプの人間なので、まだキャッシュを持ち歩いていますが、もし、も、その気になればキャッシュを持たずにすべてクレジットカードやプリペイドカードで済ませることが可能なことは理解しています。これで支払いを受ける売り手側がキャッシュを受け取らなくなったら、そのとき完全にキャッシュレス時代になる。そんな日はそう遠くないような気がしています。

 

 

 技術革新によって経済はどんどん変化してゆきますが、その先で光を放つのは文化的な価値観なのかもしれませんね。

 

 

 

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2019年

4月

02日

歴史的事件

 昨日の新元号発表の様子をテレビで見ていて、「歴史的事件なのだなあ」という思いから軽い興奮を覚えました。昭和から平成に切り替わるときは天皇陛下の崩御に伴うことなので発表と施行が同時でしたが、今回は発表から1か月後の51日からの施行です。まだ1ヶ月は平成ですね。このように、多少は事情が異なるとはいえ前回同様、今回も永く、この瞬間が語り継がれることでしょう。

 

 私が、その瞬間を記憶している「歴史的事件」を、頭に浮かんだまま列挙していくと、

・ベルリンの壁の崩壊

・東日本大震災

・あさま山荘事件

・アメリカ、ニューヨークの9.11事件

・第一次湾岸戦争

・日本新党を核とした細川護熙内閣の誕生

・民主党の鳩山由紀夫内閣の誕生

・ロッキード事件での田中角栄氏の逮捕

などなど、数え上げればきりがありませんが、こうして改めて思い出してみると、それぞれが平成あるいは昭和とイメージがリンクします。やはり、元号は時代を象徴しているように感じます。

 

 

 来年開催される東京オリンピックも令和を彩るイベントのひとつとして歴史に刻まれることでしょう。そして、これが令和という時代の行く末を指し示す「さきがけ」となるり、令和が明るい時代となるよう心から祈っております。

 

 

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2019年

3月

26日

花見に浮かれて

今年も桜の季節がやってきました。これから12週間は花見に忙しい方もいらっしゃると思います。日本各地に桜の名所はありますが、私は地元蒲田で事務所近くの公園、それと目黒川ほとりに立つ知人のマンションのバルコニー、もう一つ白金にある八芳園の庭園を予定しています。また今年も、桜にかこつけて美味しい料理と酒を堪能することに、日本人である幸せを感じます。近年は桜を目当てに日本を訪れる外国人旅行者も増えていると聞きます。

 

この季節に毎年咲く桜は、姿の美しさだけでなく、いろいろな思い出を彷彿させます。それは何も飲食を伴うイベントとしての花見ばかりでなく、通勤、通学の道すがら眺めた桜であったり、電車の窓から思いもかけず目に飛び込んできた光景など、日常生活に深く根付いた体験からくると感じます。中には生涯のうち何度もない晴れ舞台の思い出と重なることあるのではないでしょうか。

 

 

我が家のリビングルームの窓からも遠目に見事な桜が眺められます。単純に、その美しさを愛でるのであれば、集って出かけることもなかろうに、やはり、お祭り気分に浮かれて外出するところが俗人の証なのでしょうか。ここは、ひとつ「俗人大いに結構!」と居直って楽しみたいと思います。

 

 

 

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2019年

3月

20日

仕事をすることで何を実現したいか?

 私の好きな小説として、まずは夏目漱石の「草枕」の名が最初に挙がります。高校時代に夢中になって読み耽ったことも遠い記憶の彼方になってしまいましたが、これまで、そしてこれからの人生にも影響を与える作品であることに違いありません。

 

まずは、「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ、情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに、人の世は住みにくい。」の一文で始まり、現世を皮肉って捨ておきながらも、続く文章で同じ現世(そこに生きる人々)から溢れる出る情感を冷徹な理性による観察眼と深い洞察力によって描写してゆきます。この作品のテーマは「労働」の意味を問うことではなく、労働も含めた生活全般、つまり人の世の理あるいは不条理を描いていると理解しています。それにしても、冒頭に「智に働けば…」とくるように、生活全般における「労働」の占める重要性は大きく、その内容を決定する職業は、その人生にとって重要な要素であるに違いありません。

 

私も昨年、還暦を迎えて一昔前であれば仕事を引退して悠々自適の隠居生活もしくは老体に鞭打って再就職し、第二の職業を選んでも不思議ではないのでしょう。しかし、昨今の社会情勢は将来の労働人口の減少を見据えて、まだまだ働き続けることを是とする方向に風が吹いています。私の場合、会社の代表者という立場から、ある程度は仕事の種類や方針などを自身の意志で選ぶことができる反面、様々な制約があって簡単に会社と縁を切るわけにはいきません。したがって、これまでよりも気儘ではあっても、この会社で仕事を続けることしか選択肢がないと言えます。

 

 

漱石を真似るわけではありませんが、このように皮相的な表現で今の状況を語ることもできます。しかし、この年齢になって仕事と縁が切れないなんて実は大変、幸せなことであるとも考えられます。その前提には働くことの目的が日々の糧を得ることのみではなくて、「仕事をすることで実現したいもの」をしっかり見据えていることが必要不可欠であろうと考えます。これは、たぶん誰もが持っているものであって、明瞭な言葉で言い表せる人もいれば、普段は意識の表層に上らなくとも心の奥底に大切に仕舞い込んでいる場合もあるでしょう。仕事を続けて行ける幸せを確認しようと、山路を登る途中、少し足を止めて「仕舞い込んだ大切なもの」を探り当てようしています。智に働かなくても角が立つばかりです。

 

 

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2019年

3月

12日

これぞ大家業の生きる道

 これまで回を重ねる中で、あれやこれやと大家業の特色に触れてきました。ここで、もう一度それを整理してみます。

 

 1.    大きな初期投資が必要であることから、もとから保有する資産の活用に適している。

 2.    収入は安定するが上限があって、事業を拡大するには、新たに再投資が必要である。

 3.    新規賃貸募集や賃貸中の管理など現場の仕事を容易に外注できる。

 

 弊社は、規模の利益を享受すべく、出来る限りの資金調達を試みて優良な不動産を買い集めました。しかし、これには限界があり、いずれ、弊社の財務内容や信用力を超越することとなり、事業を拡大することが困難になります。それを補うために、まずは保有している不動産からの収入を限界値まで引き上げる、つまり個々の家賃を近隣相場の上限に設定し、なおかつ稼働率を限りなく100%に近づけることを目指しています。そのためには、賃借人の立場に立ち、賃借人に寄り添う必要があります。

 

収入を限界値まで引き上げておいて次に取り組んだのは支出の削減です。そうは言っても内装や設備に支出を惜しんで、実際に住んでもらう賃借人に不便を感じさせるわけにはいきません。そこで、これまでは一部、外注に頼っていた管理業務を自社で内製化し、支払手数料を節約することにしました。これは、社内の人件費との兼ね合いもあって、一方が減れば、一方が増える関係にあります。ただし、規模が大きくなるほど内製化の効果が生きてくると考えて推し進めました。

 

しかし、それだけでは、まだ不十分なので、内製化によって得られた賃貸管理のノウハウ、人的能力を活かして、他のオーナーから管理を受託して手数料を稼ぐことを心がけてきました。手数料収入というのは初期投資が小さくて済むうえに「売上=粗利」なので、利益率が高くなり、思いのほか利益とキャッシュフローに貢献します。また、大家としてマンションを所有することは管理組合においては、当事者の一人として権利を行使することができます。弊社はマンション全体の利益を最優先していますが、マンション管理における様々な周辺業務を競合なしに無条件で受注していたビジネス環境に一石を投じることになりました。弊社が正当な利益を得ながら、既存の業者より低価格でサービスを提供できるチャンスが見いだせれば、管理組合と弊社の両方にとって利益があります。

 

 

今は、事業を急激に拡大するよりも、こうして少しずつでも利益を残し、キャッシュフローの改善を図ってゆくことで、信用力を増強していくことを大切に思っています。これこそが、次のステップへの助走であると信じて精進してまいります。

 

 

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2019年

3月

05日

大家業を選択

 前回、前々回と「不動産業って???」と題して不動産業の中の大家業の位置づけについて、長々と語ってしまいました。その上で、敢えて(・・・)弊社の主力事業に大家業を選択するに至った事情とは売却しても利益を残す事業環境ではなくなったということです

 

 私が収益不動産に注目したのは平成13年頃でした。当時はバブル崩壊の疵が癒える前で、「不動産の購入」に対するアレルギーが蔓延する中で、多額の借金を抱えて不動産を手放さざるをえないオーナーに出くわすことは、個人、法人を問わず、そう珍しいことではありませんでした。この頃、私の頭の中には、ひとつの方程式があって、表面利回り13%で仕入れた収益不動産を同10%で売却することを目安にしていました。勿論、その保有期間に建物の整備や賃借人の優良化などを試みることなど、弊社のスキルの原型が培われることになります。

 

ところが、その後、競合他社や個人の動きなど事業環境が変化してきました。経験の浅い一般の人でも資金を準備できれば、手数料を支払って地元の不動産業者に実務を委託することで容易に参入できます。他にもファンドなど、多くの購入希望者がひしめき、仕入れ価格は高騰してゆきます。こうした市場環境の変化に対応するため、出口である売却価格を膨らませるため、不動産の小口化、証券化なども研究しました。しかし、どれも一時の弊社の利益のために将来にわたって不動産の価値を毀損する恐れがあり健全性に欠けるとして断念しました。

 

ところで、仕入れ価格が高騰する要因となった「個人の不動産投資」を薦める書籍やセミナーをよく見かけます。そこでは利息や建物の減価償却による節税効果などの様々なテクニックが紹介されており、その通りにしていれば資産がどんどん増えて大儲けできるような記述が目に付きます。しかし、実情は、長期間にわたり多額の資金を必要とする事業であるがゆえに、大きな借金をする場合が多く、その返済をしながら利益を残すのは容易ではありません。昔から、新規に資金調達して始めるにはハードルが高く、もともと潤沢な自己資金があるか、または既に所有している(たとえば親から相続した)土地の有効活用に適した事業とされてきました。また、既に大家業を営んでいる場合でも、急激に事業規模を拡大することが難しいのも新規参入の場合と同じく新たに借入をするからです。そのことは、弊社においても同じだといえます。弊社も事業拡大のため賃貸用不動産取得のために多額の借入金返済をしており、それでも尚、利益を出すために様々な努力を積み重ねています。

 

 

つづく

 

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2019年

2月

27日

続 不動産業って???

 今回からは大家業について私なりの考えを述べるとともに、そこにどんな狙いがあるのかについて話を繋げていきたいと思います。前回のこのコーナーでは不動産業を業務内容から分類してみましたが、その同じ不動産業を別の視点で大きく二つに分類し直してみることにしましょう。まずは、不動産そのものを自ら提供するグループです。この中には新築マンションの分譲、建売、中古不動産の買取再販売、大家業が入ります。もう一つは不動産そのものではなく、不動産の取引に関わるサービスの対価として手数料を得るグループです。こちらは売買、賃貸の仲介や賃貸管理の代行です。ここで、自ら保有する不動産を賃貸する大家業を前者のグループに分類しましたが、賃貸借とは当該不動産の所有権を残したまま、専有して自由に利用する権利だけを取り出して期限付きで売買すると考えたからです。

 

 こうして分類したグループ、それぞれの特徴について考えてみるに、前者の不動産そのものを自ら提供することは、その仕入のために不動産を所有しなければなりません。それに対して後者の手数料収入は営業店舗の維持などは別として、自らが不動産を所有することはありません。ここで、不動産という商品の特性を改めて思い起こすに、世の中に出回っている商品の中で、ずば抜けて高額であることに加えて、取引は現金決済が原則であり、売掛、買掛は考えられません。そのことから不動産を所有するには、それ相応の資金がどうしても必要となります。仕入れた不動産に利益を加算して売却できれば仕入れに使われた資金が回収できて、それが次の仕入に使われて事業が継続発展してゆきます。その1回転の期間は規模の大きさや売れ行きによりますが数か月(中古マンションなど)から数年に及ぶこともあるでしょう。しかし、同じく不動産を保有しても家賃を得ることを目的とする場合は、回収までに数十年という長い期間を要することになり、仕入れて売るよりも、より一層長期間、資金が必要になります。

 

 弊社も当初は自己資金で購入した収益不動産を半年から長くても34年で売却するといったことを繰り返していましたが、やがて多くの競合者が参入し、安く仕入れて高く売却することが困難になってきました。これを打開するための選択肢は二つありました。一つは売買価格が上昇するのを待って売却すること。幸いターゲットが収益不動産なので、なかなか値上がりせず、保有する期間が長くなっても家賃が得られるので持ちこたえられます。しかし、いつになるかわからない売却時期を待っていることは、運を天に任せるようで自主性に欠いています。もう一つの選択肢は売却しなくても家賃収入でビジネスが成立する大家業です。弊社としては大家業を主力商品として拡大路線を採ることを選択しました。

 

 

つづきは次回

 

 

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2019年

2月

19日

不動産業って???

 毎週水曜日、夜に放映される、あるTV番組を楽しみにしています。それは新宿に営業所を置く不動産会社を舞台に、そこに勤務する営業マンたちの活躍を描いています。出演者のコミカルな演技もなかなか味わい深いのですが、何と言っても奇想天外なストーリーながらも、そこに登場するお客様も営業マンたちも、その行動パターンや心理状況が細部にわたって妙にリアルに描かれていて、不動産業に携わってきた者からみて、いかにもありそうな話の展開に仕立てられているところに興味を惹かれます。

 

 TV番組の話はこれくらいにして、ここで描かれている不動産会社の業務は、主に既存(中古)の住宅の売買仲介ですが、これは一般に不動産業に分類される業務のほんの一部に過ぎないことは言うまでもありません。それでは不動産業といわれる業務は他にどんなものがあるのでしょうか。多くの不動産業者が、規模の違いはあっても概ね以下の業態に分類されると思います。

 

・新築住宅(マンション、戸建)や商業ビルなどの開発とそれに付随する用地の仕入

・新築住宅の分譲販売

・中古住宅の売買仲介

・新築または中古住宅の賃貸仲介、商業施設の賃貸仲介

・賃貸管理

これらの応用である中古物件の買取再販売や賃借人付物件の販売(オーナーチェンジ)などもあります。もっと考えればいろいろとあるかもしれません。たとえば、近年、話題のシェアハウス、民泊、サブリースなどがそれです。

 

そして、この中に含まれていない業務に賃貸物件の所有者(大家業)があります。これは大昔から存在していましたが、従来は大家自ら賃借人を探すのではなく近隣の賃貸仲介業者に委託し、入居後も賃貸管理業者に委託することが多かったように思います。だから大家は不動産業者とは区別されていたのかもしれません。しかし、弊社の事業内容は、正しく、この大家業が主力になっております。そういった意味で新しい、あるいは珍しいタイプの不動産業と言えないわけでもありません。次回は、弊社が、この大家業において、何を実現しようとしているかについて、そのメリット、デメリットを交えながら語ってみたいと思います。

つづく

 

 

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2019年

2月

12日

冬来たりなば春遠からじ

 毎日、寒い日が続きますが如何お過ごしでしょうか?先週の土曜日は東京でも未明から雪が降り始めましたが、大雪にはならず当日の午後には止みました。交通機関をはじめ日常生活にはほとんど影響がなかったものの、短い時間ではありますが一時的に都内全域が雪化粧になりました。前の週まで、朝夕の通勤時に両手をコートのポケットに突っ込んだまま肩をすぼめて歩いていたのに、この日からは路面凍結による転倒に注意して、寒さにかじかんだ両手をポケットから引っ張りだして歩いています。といっても、自宅←→駅それと駅←→会社の区間に限ってですが、それでも屋外の北風に曝された両手は5分もすれば紫色に変色してきます。昔と異なり、暖房設備が整い快適に暮らせるようになったとはいえ、やはり、この季節は夏の酷暑と並んで一年で一番厳しい時期といえます。そんなとき、浮かんでくる言葉が、「冬来たりなば春遠からじ」です。そして、移りゆく季節を人生における様々な出来事に重ねて困難に立ち向かうというシナリオを思い描くのがブログの常套手段です。

 

 

 今回も、その線で構想を練ってはみましたが、なかなか面白いテーマが見つからず、ただ寒いから早く暖かくなってほしいというだけになってしまいました。それというのも、弊社にとって冬に例えられるような出来事が見つからないのです。これも皆さまのご支援のお蔭であると感謝しております。しかし、ここで気を付けなければいけないことは、現状に甘んじて、変化に対応する備えを怠ることです。特に、2020年に控えている東京オリンピックの後、不動産市場がどう変化してゆくか不透明な中、冬の寒さに身を置いて気持ちを引き締めるべく、降る雪を眺めておりました。

 

 

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2019年

2月

07日

月次決算書

 今年も年が明けて早、1か月が経ちました。立春も過ぎて暦のうえでは春です。季節の移ろいとともに、今年も決算時期が近付いてきます。さて、この時期になると、確定していないとはいえ概ね数字が固まってきます。お陰様で弊社は、年度始めに立てた目標数字は達成できる見込みです。これもひとえに皆様のご支援の賜物と感謝申し上げます。

 

 弊社の事業構成は、現在のところ保有不動産の賃料が収益の大きな割合を占めており、これが主な収益源だと言えるでしょう。このことは業績の安定を実現するとともに正確な予測を可能にしました。勿論、予想外の支出や収入減がないわけではありませんが、不動産の賃貸借市場は売買などに比べ安定しているうえ、物件数が100室を超えてくると起こり得ることの件数や金額を平均値で予測しても、さほど大きな狂いはなくなってきます。一方で、既存の保有物件だけでは業績に上限があり、それ以上の業績拡大を企図するならば、新規に物件を取得しなければなりません。そのための資金調達こそが事業の成否を決定づけるとも言えます。

 

 弊社のように収益不動産を取得しようと考えている企業は他にも存在します。しかし、その多くは、かつての弊社と同様に取得して数年で売却し、売却益を得ることに軸足を置いていて、賃料収入は保有中の経費の補てんくらいにしか考えていないようです。これは、これで一つのビジネスモデルを形作っていますが、売買価格の値上がりに依存しなければならず、その点において蓋然的に降ってくる外部環境の変化に振り回されてしまいます。冷めた表現でサラッと言ってしまいましたが、具体的に生々しく表現すれば「2020年の東京オリンピック開催後の不動産市場の変化で売買価格がどうなってゆくか極めて不透明な段階で値崩れにより保有不動産が不良在庫と化して身動きがとれなくなることのリスク」、を避けるため、持っている不動産を売らなくても家賃だけで黒字にする、ということです。

 

 しかし、これを実現することは、そう易しいことではありません。基本的には高利回り(高い家賃がとれる売値が安い)物件を選ぶことですが、今の時代、多くの人がそんな物件を狙っています。そんな中で弊社だけが美味しい物件にありつこうというのは虫が良過ぎます。何よりも大きな負担としてのしかかってくるのが、取得のための資金調達に伴う金利や元金返済です。それでも弊社の決算書を賃料主体で黒字にしたのは、賃貸物件の稼働率100%を目指して日夜努力してきたこと。また、そのノウハウを他のオーナ様の物件の管理に活用することで手数料収入を得ることなど…多くの営業努力を積み重ねてきた結果です。そして、この一つ一つの努力を支えているのが月次決算書及び付随する資料です。この、緻密な計算書を羅針盤として現在地と進むべき方向を常にチェックできるのです。今の営業形態でどのくらい収益が出ているのかを知ることは勿論、今後、事業を拡大するための資金調達にも重要な資料です。今となっては、まるで空気のように、あって当たり前の存在ですが、ここで改めて作成に費やす苦労に敬意と感謝を込めてお礼を言いたいと思います。

 

 

 

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2019年

1月

29日

万年雪

 この1ヶ月で最もフラストレーションを感じるのは、「韓国駆逐艦による日本の自衛隊機に対するレーダー照射」に関するニュースです。私は以前から、外交問題は互いに自国のエゴイズムがぶつかり合い、絶対的な正義など存在しないと、半ば諦観していました。その視点から眺めると理不尽な主張も、その裏を考えれば「まあ、そんなものか」と思えることもあります。しかし、今回の事件は戦闘状態に突入するかもしれない「切迫した危うさ」と事実確認に向けて繰り返される「間の抜けた水掛け論」が同居していて、それが、どうにも不釣り合いでフラストレーションを感じてしまいます。

 

 私は日本人なので、日本サイドの情報が一方的に入ってきているのだとは思いますが、それでもレーザー照射の事実を認めない韓の稚拙な言い訳は、あまりに子供じみてみえます。一方で、相手の立場を見定めて落としどころ見出すよりも、生真面目に事実を突き付けて突っ張ってくる相手の鼻をへし折ろうとすることに終始している日本も滑稽に感じます。

 

 最近の日韓関係は慰安婦問題、徴用工問題などのせいで冷え込んでいるところに、今回の事件が起こってしまいました。これらには、直接の関連性がありませんが、日韓関係における「わだかまり」は、今まさに雪のように降り積もっています。このまま関係改善が為されず、冷え込んでいくと、降り積もった「わだかまり」は万年雪のように凝り固まってしまうでしょう。

 

 

 外務省や防衛省でも「極めて遺憾」などのコメントを発表しています。この言葉は外交用語では8段階のうちの上から3番目で、中程度よりも更に強い意味をもつそうです。こういったことはその道のプロフェッショナルの世界のお話しです。外交、軍事の専門家である皆さんのお蔭で平和を享受している今の日本ですが、日韓の間に積もった雪が万年雪にならぬよう、もうひと頑張りしていただきたいものです。私のような無知な一般市民も心配しています。

 

 

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2019年

1月

15日

平成という時代

 前回は私のこれまでの人生のうち半分が平成だということに気付かされたところで終わりました。そこで、今回は平成とはどんな時代だったかを振返ってみたいと思います。1989年(昭和64年)1月に昭和天皇が崩御されると日本全体が重苦しい雰囲気に包まれて、多くの人が喪に服しました。そして、ここから平成という時代がスタートします。さて、この時点での私の生活ぶりを再現してみましょう。

 

 年齢30歳、世田谷区若林の3LDKマンションに暮らしていました。家族は妻と長男3歳と生後8か月の長女の4人暮らしです。勤務地は前年までの江東区木場から横浜市の鶴見に移動したばかりでした。日本経済は絶頂期を迎え、世の中はお祭り騒ぎと言っても過言ではないほど浮かれていたように思います。因みに、現在では政策金利として機能していない公定歩合が5.0%程度で推移していました。株価もうなぎ上り、不動産の価格も日本全国すべてが上昇して、後にバブルと称される狂乱状態にありました。それが、僅か2年後に政府と日銀の政策により劇的に転換してゆくのであります。

 

 それから30年が経過して、私個人の生活も社会全体も大きく変わりました。家族構成も子供が一人増えて5人となり、それら幼い子供たちを連れてハワイに転勤、帰国後タケイチ建設株式会社(現在のタケイチバリュアブル不動産株式会社)を設立して現在に至るわけです。30年間の出来事を事細かに記述することは、書き手にとっても至難の業であり、読み手にとっても退屈極まりないことです。ここでは、3人の子供たちがそれぞれパートナーを見つけて独立していったこと。両親が他界したことだけは記述しておきたいと思います。

 

 社会全体も大きく変化しました。一番印象が強いのは携帯電話(スマートフォン)の普及とネット社会の出現です。こうした変化の根底にある技術革新も注目すべきですが、結果として社会に及ぼした影響が大きいことに驚かされます。必要な情報が瞬時に手に入る一方で「フェィクニュース等」に象徴される新たな問題が指摘されています。また、卑近な例を挙げれば、友人、知人との待合せにおいて、到着時間を予め検索できるので早めに行って待つこともなくなり、逆に遅刻しても、あと何分で到着するとか、予定変更の相談など、臨機応変に対応するようになりました。

 

 こうして振返ってみると、私の生まれた昭和はずいぶんと遠い存在になりました。今年で終わろうとしている平成、これから始まろうとしている新元号と未来に向かって続いてゆきます。今度は、どのような社会が待っているのでしょうか。より良い時代が到来することを願って今日の独り言を終わりにします。

 

 

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2019年

1月

08日

平成最後の○○

皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨日(17日)が弊社の仕事始めでした。この日は大切なお取引先に年始のご挨拶をするとともに、ここ数年、恒例になっている地元の神社に初詣をしました。お陰様で休暇中に大きなトラブルはなく、順調に新年の業務がスタートしました。

 

 さて、今年最初の独り言に何の話題がいいかと、あれこれ考えながらぼんやりしていると、テレビから「平成最後の○○」という言葉が多く使われているのに気が付かされます。

今年の5月をもって今上天皇が退位され、新天皇が即位されるのに伴い平成という元号が改元されます。だから、今年の正月は「平成最後の正月」であり、他にも多くの年中行事が平成最後になるわけです。しかし、これって実生活にどのくらい影響を及ぼすのでしょうか。関連官庁などは別として、我々一般人にとって新元号に不慣れなための不手際が予想されるくらいで、実質的にはそれほど大きな影響はないと思います。むしろ、去りゆく平成の時代に惜別の念を抱く、若しくは次の時代に夢や希望を託すといったメンタルな部分が大きいと思っています。

 

 というわけで、私の平成を振返ってみることにしました。実のところ、昨年、還暦を迎えた私にとって、平成を生きた時間より昭和を生きた時間のほうがずっと長く感じていました。しかし、よくよく考えてみると、これまでの60年の人生のうち、昭和が30年、平成が30年で同じなんです。こうしてみると、私にとって、平成が如何に大切な時代だったかと改めて感慨が湧き出る次第です。今日のところは、この辺で終わりにして次回から「平成最後の○○」を味わいながら私の平成について想いを語らせていただきます。

 

 

つづく

 

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