住まい選びとは?

「衣食住」のうち「衣」はファッション性の前に防寒などの体温調節など生きてゆくうえで必要なものです。「食」も生命維持の物理的な条件として必要不可欠です。また、どちらも、ただ生命維持のためだけでなく、それぞれ人類が育んだ文化として発展してきたことは言うまでもありません。しかし、これらは社会的な現象として流行があったとしても基本的には個人の問題と捉えるべきでしょう。それに比べて「住」は個人の生活空間と捉えるより家族の空間であり、近隣の人たちとの関わり合いもあり、地方公共団体への登録などを経て社会的なアイデンティティーに大きく関与しているように思います。人はホームレスでも生きていけます。社会的な繋がりが煩わしいとき旅に出て、それが限界を超えるとホームレスという生き方を選ぶのではないでしょうか。

また、与えられた住環境によって生活が大きく影響されることも現実です。「住まい」を選ぶことは家族を思い、地域を選び、その社会の一員となるといった社会性の極めて強い行動だということです。