武相堺道

かつて横浜市泉区に住んでいたことがあります。引越してすぐに子犬を貰ってきました。そして、1411か月で息を引き取ると、すぐに私にとっての故郷というべき大田区に舞い戻ってきたので、「住まいの想い出≒犬の想い出」です。その子犬もすぐに成長して25㎏になり、15年間お散歩のパートナーを務めてくれました。よく歩く犬で休日ですと2時間程歩くこともありました。散歩コースも何通りかあって、そのうちの一つ、「子供自然公園」の中を歩いていると、小さな石票が建っていて「武相堺道」と刻まれています。聞きなれない言葉に、はて何だろう?と立ち止まって考える。側にある看板に答えが書いてありました。明治時代の廃藩置県以前の話でしょう。今歩いている道は「武蔵の国」と「相模の国」を分ける径だったのです。横浜市に住んで間もない私にとって地元の歴史を身近に感じた瞬間で浅い興奮が芽生えました。でも、このように感じたのは家族の中で私だけ。他には誰も興味を示しませんでした。