不動産の適正価格とは


今、不動産の価格が上昇しています。震災後にマンションを購入した私の友人は、今そのマンションの価格が1.5倍になっているそうです。不動産価格には波があるので仕方ないことではありますが、その友人は「今の価格なら買えなかった」と言っていますので、タイミングによっては大きな違いがでてきます。

 

こうした話をすると、単に今は買い時ではないのだと思いがちですが、ではいつなら「正しい買い時なのか」、そして「適正な価格とはいくらなのか」、という疑問が生じます。残念ながらこの答えは誰にもわかりません。我々不動産業者にもわかりませんし、不動産鑑定士であっても正確な答えは出せません。国家資格である不動産鑑定士がどんなに正確に鑑定評価をしたとしても、それはその時点での「評価額」でしかありません。「その価格では売りたくない」と売主が言えば売買は成立しませんし、「その価格では買いたくない」と買主が言えば売買には至りません。どんなに偉い先生の評価であっても、それはしょせん「絵に描いた餅」でしかありません。先に紹介した友人のように、3年後に買ったマンションが1.5倍になることもあれば、半分になることもあり得ます。「適正な価格」、「正しいタイミング」など、神のみぞ知る世界なのです。

 

では、不動産の価格が高騰している今は、本当に「買い時」ではないのでしょうか?

それもまた一概には言えません。「高い」時は「売り時」でもあります。「良い値段で売れるから」売ろうと思う人もいるでしょう。「安売りしたくない」と考える人は、相場が安い時には売りに出さないかもしれません。相場が高騰している時は、良い物件が市場に出てきやすいとも言えます。

 

また、買う方にとっても、結婚や転勤や子供が生まれたりという人生のタイミングで、買い時を迎えているかもしれません。たとえ相場が安くなっていても、社会人になりたての独身者にとっては、「早過ぎる」かもしれません。そう考えると、「適正な価格も適切なタイミングもわからない」という意味がおわかりいただけると思います。

 

「ではいつ買うべきなのか」

「賃貸がいいか買う方がいいか」という議論は、また別にしたいと思います。結局のところ、「いつ、いくらで買うべきか」は、「その人にとって買う時がベストタイミグであり、その時の価格が適正価格」とするしかないでしょう。

売値を考えて自宅を買う人は別として、普通の人は長く住む前提で家を買うでしょう。その時、無理なく適切にローンを組んで返済していけるのであれば、それが適正価格なのです。時間が経って値下がりしても、その時には買えなかったかもしれません。そんなことに一喜一憂するのは、建設的なこととは言えません。

「今がその時」と思う時が、ベストタイミング。そして「その価格が適正価格」と考えるのが、一番ストレスがないのではないでしょうか。

 

弊社で販売する「ナイスアーバン大森」と「ファーレ立川パークホームズ」も、そんな中古マンションを求める方とのベストタイミングでの出会いを期待しています。

 

(H)