眺め眺められ

子供が小さかった頃、ときどき家族で動物園に出かけました。そこは子供も大人も夢中にさせられる魅力に満ちていましたが、本編ではその点には触れずに別の視点から話を進めてまいります。何事にも例外はあるものの、一般的には動物園の動物たちは檻や柵で人間のお客と隔てられています。これは外から中を覗き見ている構図です。

 

以前、スカイツリーが臨める高層ビルの上層階で夕食をいただいたことがあります。眼下に隅田川が流れ、スカイツリーと周辺ビル群の夜景目当てに提灯の明かりを連ねた屋形船が何艘か江戸情緒たっぷりの風情で浮かんでいました。こちらは内から外を眺める構図ですが、同時に屋形船のお客はこちらを仰ぎ見てきらびやかな東京の夜景を楽しんでいるのでしょう。

 

つい先日、古くからの友人に誘われて江東区、江戸川区辺りの水路をカヌーで水上散策する機会を得ました。当日は風もなく、よく晴れた絶好のお天気でした。友人に感謝するとともにお天気にも感謝しています。水辺に遊ぶ水鳥を観察しながら周囲の景色に目を移すと、何とまあマンションが多いこと。川沿いは隣接地の日照を気にせず建てられることもあって比較的マンションが建てやすいので、マンション群が水上からの景色を決定づける最大の要因になったのでしょう。

 

 

マンションを購入する際に部屋からの眺望が優れているかどうかは購入を決意する大切な要因のひとつと考えられます。そして、マンションが建つ街並みの景色に好感を抱いたり、逆に嫌悪を感じたりする人々がいるはずです。バリュアブルを拡大解釈して、街の景観に溶け込む美しいマンションといった概念も大切にしたいと思います。

   

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コメント: 1
  • #1

    信田 (金曜日, 22 1月 2016 10:45)

    冬のカヌーって寒くて敬遠されますが、急流の瀬で遊ぶ夏のアクティブなカヌーとは別に、静かでのんびりとしたカヌーも味わい深いです。川面に浮かぶ景色や羽を休めている多くの水鳥の姿が眺められます。興味ある方は、ご連絡を!