
不動産投資をするにあたり、まず注目するのは「利回り」でしょう。「利回り」とは、簡単に言えば投資額(購入価格)に対する家賃収入の割合です。数式であらわすと、
(年間家賃収入)÷(購入価格)×100=(利回り%)
となります。
例えば、1,000万円で購入したワンルームマンションがあり、月々10万円の家賃収入が得られるとすると、その利回りは、
(10万円×12か月)÷(1,000万円)×100=12%
となります。
さらに細かく言うと、これは「表面利回り」といい、マンションを維持する費用を勘案した「実質利回り」というものもあります。数式であらわすと、
(年間家賃収入-年間諸経費)÷(購入価格)×100=(利回り%)
となります。
例えば上の例で、管理費修繕費が1万5千円、固定資産税が年間15万円だとすると、
{(10万円-1万5千円)×12か月-15万円}÷(1,000万円)×100=8.7%
となります。
実際に手元に残るお金ベースという意味では、こちらの利回りを採用します。
いずれもどちらが良いかというお話ではなく、見方の問題です。この利回りを見ることによって、様々な投資用マンションの比較の参考にしたりします。しかしながらこの利回りですが、「高ければ良い」というものではございません。計算式をご覧いただくと、「利回りが高い=価格が安い」、「利回りが低い=価格が高い」という関係であることがわかります。一般的に新築の方が、「利回りが低い=価格が高い」傾向にあることは想像しやすいと思いますが、利回りはその物件の様々な特徴を加味して決められています。単に利回りだけで判断するのではなく、そうした要因をいろいろな角度から検討する必要があります。
今期、弊社では投資用ワンルームマンションのラインアップを決定いたしました。いずれも弊社の収益に貢献してきた物件ですが、資産入替のため定期的に売却いたします。詳しい内容は販売ページをご覧下さい。いずれも売却後、購入者のご希望があれば引き続き「管理」という立場で関わっていく方針です。「売りっ放し」にはいたしません。
そうした「安心」も「利回り」に加えて判断材料にしていただければと思います。
(H)
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