女性が活躍する社会

 アメリカ合衆国の大統領選挙は民主党、共和党それぞれの候補が決まり、いよいよ大詰めを迎えようとしています。お二人の政策や思想について論じるつもりはありませんが、民主党候補のヒラリー・クリントン氏が女性であることに着目して少し私の考えを記してみたいと思います。

 

女性であることに着目することと矛盾しますが、女性であるがゆえという理由のみで特別視することは、たとえ称賛であっても好ましいと思えません。そこには、「もともと女性だからこんなものだ。それにしては、よくやるね。」といった蔑視の気持ちが垣間見えるからです。男性であろうと女性であろうと、その仕事(役割)に最もふさわしい人が担うべきことです。

 

ここで日本の歴史上、政治の分野で活躍した、あるいは活躍している女性の名を頭に浮かんだまま並べてみましょう。

 卑弥呼 推古天皇 北条政子 日野富子 土井孝子 他にもたくさんの人がいたと思いますが、このくらいで留めておきましょう。このうち政子と富子は当時の最高権力者の妻あるいは母親として実権を握ります。そういえば、ヒラリーさんもビル・クリントン氏のファーストレディーが政界デビューのきっかけでした。

 

土井さんは参議院において首班指名を受けながらも衆議院で指名獲得が果たせず、それでも三権の長である衆議院議長を務めました。一方、海外に目を転じるとイギリス王エリザベス一世、現在の王であるエリザベス二世、「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー、現役の政治家にも韓国の朴畝さん、ドイツのメルケルさん、またペルーのケイコ・フジモリさんも話題の人です。

 

再び日本に話題を戻すと、このところ稲田朋美さんが注目度UP!もしかして日米独に韓と大統領、首相に女性が就くこともあり得るかも…

それが女性だというだけで物珍しく話題にしているわけではありませんが、洋の東西を問わず、人類の歴史の中で女性が表舞台に立つことが、あまりに少なかったことを考えるとトレンドの変化を感じずにはいられません。

 

 

政治家の皆さんは性別とは無関係にご自分の役割を自覚して持てる能力を十分に発揮していただき、くれぐれも議会において「セコイ」などと罵声を浴びることのないようお願い申し上げます。