なんちゃって投票

参議院選挙が近づいてきました。東京では続いて都知事選もあります。海を越えて遠く英国では公職を選ぶ投票ではありませんが、EU残留か離脱かという、まさしく国の命運を決める重大な投票があり、何かと話題になっています。マスコミの報道から主なものを拾ってみると、

  意外にも有利と思われた残留派が僅差で敗れ、離脱することに決まった。

  投票の数日前に残留を支持していた国会議員が暴漢に襲われて殺害された。

  残留を支持していたキャメロン首相は辞意を表明した。

  今後、離脱によって英国内、EUのそれ以外の国、EU以外の国、地域それぞれにどのような影響が及ぶか。

  勝った離脱派、敗れた残留派それぞれの主張とその背景。

  投票結果への不満が大きく投票のやり直しの署名運動が盛り上がっている。

  他~

 

特に印象深いのは最後の「やり直しの署名」です。何故このような事態が起こるのかを推理してみます。本音は残留だけど離脱に票を入れてしまって後悔している人に気持ちを尋ねると、きっと、こんな言葉が聞けるのではないでしょうか。

「これからの国の将来や自分たちの生活を真剣に考えると残留しか選択肢はないけど、今のEU にはやっぱり不満があるので、大差で残留に決まっても面白くない。ここはEUへの不満表明で離脱に票を入れるけど、自分だけで他の多く人は真剣なはず。自分だけなら影響ないから離脱なあんちゃって」

 

この現象を仮に「なんちゃって投票」と名付けます。日本でも過去に東西の主要都市の知事選で似たようなことがあったような、でも投票にやり直しは利きません。私も来月の選挙は真剣に投票したいと思います。