電話セールスから思うこと

誰もが経験していると思いますが、弊社にもよくセールスの電話がかかってきます。見知らぬ電話番号(ときに0120で始まる)からかかってきて、いきなり元気よく商品やサービスの説明を始めたがる、あの電話です。ほとんどの場合、こちらにとって必要のないもの(サービス)ばかりです。それは消費者側ではなくて供給する側の都合でかけてくるわけですから当然です。言うなれば、相手が必要かどうかわからないものを電話で売りつける行為ですから成功率は極めて低いと思います。

 

ニューヨ-クの証券界を描いた映画のワンシーンに、かつて世間に名を轟かせた証券マンがインサイダー取引と株価操作の罪で収監され、落ちぶれた末に経験談を執筆して食繋いでいる姿を描いたものがあります。主人公は、自分の本のプロモーション講演でジャケットの内ポケットからおもむろにペンを取り出して、聴講者の数人に対しておもむろに「たとえば、このペンをセールスする為に、あなたならどうしますか?」と尋ねます。答えはどれも似たようなもので、ペンの特色や性能を褒めていました。そこで主人公は、颯爽と「私ならこうする」と言い放ち、「今すぐ、ここにサインを!必要ならペンはここにある」

これは、改めて解説するまでもなく、需要が無ければどんなに素晴らしい商品でも売れない。需要が無ければ需要を作り出せ!と言いたいのでしょう。

 

ここで電話セールスの話に戻します。これまで電話にしても訪問にしても弊社にセールスしようと接触してくる商品は複写機(複合機を含む)、電話機、電話回線、株式投資、重機・車両の買取、高利貸、手形割引、投資用ワンルームマンション、リゾートマンション及びその会員権、お歳暮・お中元用の特産品、人材派遣、経理・税務代行業etc.

 

しかし、このセールスで弊社が購入することは、これまで一度もありません。その理由としては、やはり必要としない商品はいくら優れていても、いくら勧められても購入には繋がらないのです。先の映画ででてきた「需要の創出」は重要であり、それができなければセールス活動は花開かないのです。

 

次回は需要とはどうすれば創出、発見できるかを考えてみたいと思います。

 

(つづく)