売るべきか買うべきか

昔から家は買うべきか借りるべきかという議論があります。これについては、人それぞれでありますから、どちらが良いということはありません。「いずれ実家に戻る」、「転勤族で決められない」などという事情もあるかもしれません。変わったところでは、「買うのは収益物件(賃貸用物件)のみで、それで家賃を稼ぎつつ自宅は賃貸」という「金持ち父さん」スタイルもあるようです。

 

弊社の管理している賃貸物件で、先日ある大家さんとお話いたしました。その大家さんの物件には、もうずいぶんと長い事賃借人の方が住んでいます。今の借主の方は以前の借主の方の息子さんで、なんと親子2代にわたって借りていただいています。トータルの期間は30年近くなるという事ですが、家賃の総額は大変なものとなります。

 

また、別の管理先の事ですが、最近家賃を滞納されている方と入金のお話をしていましたが、その中でその方は、「今まで払った家賃は1,000万円以上になる(から少しぐらいいいだろう)」という主張をされていました。その方も10年以上借りていただいていますので、支払家賃の総額もそのくらいになります。

 

最初の例の方も支払家賃の総額は、4,600万円を超えます。となると、住宅ローンを組んでいれば今頃返済も終わっていたかもしれません。もちろん、結果論でしかありませんが、そういう実例を目の当たりにすると、「ローンの返済は資産になり、家賃の支払いは費用として消失する」ということを改めて感じます。保険でも「貯蓄型」と「掛け捨て型」とがありますが、家賃はいくら払っても「掛け捨て」であり、決して資産にはなりません。

 

もっとも、そんなことは百も承知で、そんな「掛け捨て」のライフスタイルを好まれる方もいるでしょう。ローンを払っていく自信がないという方もいるかもしれません。そう言えば、先週三軒家チーフはそんな方に、「苦しくなったら売ればいい」と語って家を売っていましたね。やはり借りるか買うかは人それぞれです。勤務先で家賃補助が充実している場合などは、実質的に負担なしで条件の良い部屋に住めるというメリットもあるでしょう。どちらが良いかは、やはり人それぞれであることは変わりません。

 

弊社は「家を売る会社」でもありますが、「家を貸す会社」でもあります。賃貸・売買双方でお客様のニーズに応えられるようにしています。今のところ、残念ながら賃貸も売買もご紹介できる物件はございませんが、9月以降、まずは賃貸の方からご紹介させていただく予定です。よろしくお願い申し上げます。

 

 

 (H)