大家さんの姿

昔ながらの大家さんのイメージというと、そう、まるで落語に登場するような、ちょっとした常識人で街の顔役の年配男性といったところでしょうか?そして、「大家と店子は親子も同然!」などと人情味あふれる台詞を口にして、店子たちのワイワイガヤガヤに首を突っ込んで余計なお世話まで買って出るお人好しかもしれません。あるいは、渋い顔をして家賃の取り立てをする、しっかり者の女将さんを思い浮かべるかもしれませんが、今時、どちらのタイプにしても、そんな大家さんを発見することは難しいでしょう。

しかし、このイメージどおりの大家さんは、ほとんど生息していない架空の(あるいは化石のような)存在であっても、そこには大家さんの本質がよく表れているように思います。

 

先日、弊社が所有する賃貸マンションにおいて、ちょっとした事件がありました。独り暮らしの住人の親御さんから弊社に連絡が入り、ご本人と数週間、連絡がつかないので心配だから部屋の様子を確認してほしい、とのことでした。親御さんは遠方にお住まいであること、また、万が一、事件や事故であった場合を考慮すると、緊急に対応する必要性があったので、休日にもかかわらず、弊社社員が出勤して保管鍵を持ち出して現地に急行しました。

幸い事件、事故ではなく何事も無かったので安心しましたが、まさしく、親心を以て住人に対応している事例です。

 

 弊社の所有、管理するマンションの賃借人の多くは家賃の支払いが遅延することなどない優良なお客様です。ごく僅かではありますが、家賃が遅れがちの人がいます。いろいろと事情はあるのでしょうが、家賃をいただけないのは困ったことですから、心情は渋い表情の女将さんと何ら変わりはありません。

 

家賃を払っていただく限り、部屋の整備をはじめ、誠心誠意サービスを提供していくべきだと考えます。借りられる方においても、遅れずに家賃をお支払いいただくことをお願いしたいところです。

 

 

簡単ではありますが、大家さんという生き物について考察してみました。