眼鏡は顔の一部 ~ です ~

「眼鏡は顔の一部 です ~」私が子供の頃、テレビコマーシャルでよく耳にしたフレーズです。この後に広告主の社名が叫ばれるだけのシンプルな宣伝でしたが、発想が新鮮で妙に説得力があると感じました。私は中学2年から近視を矯正するため、似顔絵にあるような眼鏡を常時着用して暮らしてきました。朝、目覚めて、まずは眼鏡を探して着用するのが習慣です。ここ数年は睡眠が不規則であり、夜中の暗いうちに起きてしまい、そのまま携帯電話を手にすることがあります。真っ暗な部屋の中、手探りで眼鏡と携帯電話を探り当てるのは結構やっかいです。それでも眼鏡がないと顔の一部がないような不自由さを感じてしまい、まずは眼鏡をかけるまでは落ち着きません。

 

眼鏡に限らず身体の一部分の機能に支障をきたしていて、それを補う器具を使用するのは、よくあることです。その最たるものはパラリンピックで活躍しているアスリートたちです。それこそ、補助用器具をまるで身体の一部のようにして素晴らしい能力を発揮しています。

 

手足の運動能力や視力、聴力だけでなく、内臓の機能においても元気な生活を送るために様々な機器やノウハウがあります。腎臓の機能が不完全な人が機械のお世話になる人工透析もその例のひとつです。また、血管の詰まった部分を広げるための器具でステントというものがあります。これにより心筋梗塞で死に至るかもしれない人も元気に暮らしてゆくことができます。

 

こうした器具に替えて、身体の支障を補うものとして次に注目されているのが iPS 細胞による再生医療です。人間の身体の様々な部分に成長させることができる、この細胞を使って機械や器具ではなく、本当の自分の身体を取り戻すことができるというものですが、実現する日もそう遠い未来ではないようです。

 

 

そんな日が来たら、私の似顔絵ももっとイケメンに直さないといけませんね。