Evolution と Revolution

試験についてお話させていただきました。引き続きお受験の話題です。最近、「下剋上受験」というテレビドラマを見始めました。ご存知ない方のために一言ご説明すると、娘の中学受験のために奮闘する父親の悲喜交々を描いています。私はこの番組を観て思わず目頭が熱くなります。我が家では3人の子供が全員、私立中学を受験しました。3人とも同様に進学塾に通い、模擬試験の結果に親子ともども一喜一憂し、ときには一緒に問題を解きました。本人の学力試験に加えて親子の面接も経験しました。つまり、受験するのは子供たち本人でも、親もまた当事者であるというのが現実でした。

 

しかし、かつて経験した苦労を思い出して目頭が熱くなるわけではありません。それは、学歴社会において自らの限界を感じた父親が、一人娘の将来が、その限界の先まで続くことを期待して奮闘する姿をみて、亡くなった父の言葉が思い出されるからなのです。

 

私の両親は二人とも義務教育を終えるとすぐに職に就きました。その後、父は赤貧の中、定時制の学校を渡り歩き、最終学歴は大学卒業になりました。母は途中、太平洋戦争により辛苦をなめた時期はありましたが、決して裕福ではありませんが暖かな家庭に育ったせいか、父に比べれば穏やかな人でした。二人とも、学歴に対するコンプレックスを持っていましたが、父は経済的理由に起因するため、前半はそれを克服するのにがむしゃらに生きた人生だったと思います。母の場合、子供の頃は病弱だったこともあって能力的に自信を持てなかった傾向がありました。それでも、私に向かって「自分が、もっと教養のある母親だったら、おまえももっと難しい学校へいっていたかもしれない。」と言ったことがあり、有難いことに子供である私には、より上を目指すよう期待してくれたようです。

 

evolution は進展とか発展と訳すことが多く、revolution は革命、大変革という意味に使うと思います。下剋上をどう訳せばよいかわかりませんが、revolution でもそう遠くない気がします。evolution の積み重ねが revolution に繋がるのでしょうか!

 

今後のストーリーの展開が楽しみです。