旬の話題ではありませんが、今年もノーベル賞に日本人の名前があって、喜びの声がニュースを賑わしたことは、そう遠いことではありません。ところで、20世紀最大の物理学者と称されるアインシュタインも、この賞を受賞していますが、相対性理論を提唱したことで有名な彼の受賞研究は以外にも「光電効果」だということは、あまり知られていません。

 

 「光電効果」とは何かというと、光が粒子としての性質を持っていることを表す現象とでもいいましょうか。何せ40年前の高校の物理の教科書の知識なので、間違っていたらご指摘ください。さて、光にはもう一つ波としての性質があることは、それ以前からよく知られていました。複数の光の合成である太陽光が大自然の造る巨大なプリズムによって屈折したときに、その波長の違いによって七色に分かれて美しい虹を描くのも、光が波の性質を持つからです。

 

 光は粒であり波でもある、というだけで既存の概念ではイメージするのが難しくなってくるのに、相対性理論には光について、まだまだ不思議なお話しが含まれています。ここで、そのお話しをきちんと説明するには、私の技量ではできませんが、ごく簡単に触れると、それまでのニュートン力学では宇宙のどこかに座標軸を設定するのに対して、光の速度を一定として、その周囲の物体の現象を表そうとしているようです。ここも解釈に間違いがあればご指摘ください。

 

 

 私は学校の勉強とは別にアインシュタインを研究した書籍を数冊読みました。その中で、「光の速度を超えて動いたとき、世界はどのように映るのだろう」という疑問が、この偉大な発見の原点だとありました。私にとっての光とは何かと、ときどき、考えてみることも壮大な気分で楽しいかもしれません。