明るい未来

 前回は弊社の決算について触れました。その中で、「明るい未来について語るには程遠い」と書いてしまいましたが、この未来について様々な考えを巡らし社内外に淀みなく伝えることこそ、私の役目なのに、このままでは職務怠慢と思われても仕方ありません。そこで今回は弊社にとっての「明るい未来」について最近の動向を交えながら語らせていただきます。

 

 最近になって、弊社はふたつのマンション管理組合の理事を引き受けました。そのうち一つは理事長です。一般的に、こういった役職は負担ばかりが大きいボランティアであり敬遠されがちです。しかし、弊社としては進んで引き受けることで他の所有者とともに手を携えて「明るい未来」を目指していきたいと考えております。

 

 お陰様で弊社所有の賃貸物件もこの3月末で90室となりました。その全てが、それぞれに別の管理組合というわけではなく、その中にはオフィスビル、居住用の一棟まるごともあれば、区分所有であっても同じマンションで二つ以上の場合もあります。それでも弊社が所有し、所属している管理組合の数は50を超えてきました。殆どは何の問題もなく運営されていますが、中には管理組合の理事等に就くオーナーが見つからず苦労している場合が見受けられます。特に顕著なのは投資用に造られたワンルームや小ぶりの部屋ばかりのマンションです。これだと、所有者つまり管理組合のメンバーも投資に対する資金回収としてのお家賃にばかり興味が向かい、マンション全体の質の向上や住民(賃借人)の利便性が後回しになりがちです。しかし、本来ならば貸す場合の家賃でも売却するときの売値でも管理がしっかりしていないと価値が向上(少なくとも維持)することはできません。

 

 弊社のマンションに対する関わり方の大きな特徴は自ら所有することです。それは、単に安い価格で取得して高値で売却して差益を得ることが狙いではなく、弊社が所有することにより、マンション全体で住み心地の好い環境が整い、高い家賃が期待でき、売却時も高い価値が認められるようにしていくことを目指しています。

 

 前述のとおり、管理組合の理事を拝命したときに、マンション全体の大規模修繕や他のオーナーの部屋のリフォーム工事などに関わるなど、弊社独自のビジネスに利用することを狙っているのではないか、との目で見られることもあろうかと思います。しかし、理事の職権を乱用して自らに優位なビジネスに持ち込んで管理組合を食い物にするようでは、倫理的に許し難く、また、所有者としての、もう一つの立場と相矛盾します。

 

 

 理事になっても、こうした信念のもと、弊社のビジネスが社会に貢献するために何ができるか、何をすべきか、を常に意識して営業していきたいと願っております。この度、管理組合の理事に就くことは、その第一歩として、誇りを持って社歴に刻んでまいります。