アクティブ大家さん、おまかせ大家さん

 昨今、あちこちで不動産投資を進める文言を目にします。地主さん向けには昔からの話ですが、最近はサラリーマンを対象としたのが目につくようになっています。雨後のタケノコのように猫も杓子もとなると、危うさを感じるこの日この頃です。というのも、不動産投資はそれほど容易いものではないからです。

 

 もちろん、大家さんの中には前向き積極的に「賃貸業」に取り組んでいらっしゃる方もいるでしょう。こうした「アクティブ大家さん」に対し、すべて管理会社におまかせという「おまかせ大家さん」もいらっしゃいます。我々も主業の「賃貸業」の傍ら、そのノウハウを活かし「管理業」も行っています。そこでは大家さんになるべく負担をかけない様、「おまかせ」いただいていますので、「おまかせ大家さん」が悪いとは申しません。ただし、注意したいことがあるのも事実です。

 

 先日の事、ある大家さんから相談を受け、空室となっているそのお部屋を拝見いたしました。そこは大手の管理会社さんが管理していましたが、中に入るとあちこちに埃が溜まっており、スリッパの備え付けもなく、その結果黒のビジネスソックスの裏が真っ白になりました。一応「クリーニング済み」と伺っていましたが、1年近い空室期間の間、放置されていたのは明らかでした。組織も大きくなると、「分業化」され、その部屋の担当者も下請け任せで現地には足を運んでいなかったのでしょう。

 

 弊社では、募集期間中は最低でも2週間に1度、内見が多ければ週に1度は部屋へ行き、空気を入れ替え、埃を払います。内見用のスリッパ常備は当たり前過ぎて言うのも憚られます。水回りは長く使わないと封水が枯れて臭いが上がってきます。行って水を流す必要があります。こうした「お手入れ」によって、内見に来た方に気持ちよく観ていただけます。

 

 先の経験は、こうした「当たり前」が、場合によっては「当たり前」でないことを知ったエピソードでしたが、大家さんもあまりおまかせ過ぎると危ういものだと感じました。空室期間が長くなった時などは、ちょっと自ら出掛けて行って様子を見て、担当者に話を聞くぐらいはした方がよいですね(先の大家さんは海外在住でやむを得ないケースでした)。

 

 最近は都心の物件の利回りが低くなって(価格は高くなって)きたため、地方物件をおススメするケースをよく見ますが、こうした地方物件は自らチェックすることはできませんし、必然的に「おまかせ大家さん」にならざるを得ません。そうしたこともよく考慮して投資判断をされるといいと思います。

 

 弊社も今管理会社を探している大家さんを募集しています。弊社のノウハウをご提供させていただくことによって、喜んでいただけるものと考えです。対象エリアは本社のある蒲田を中心に「目の届く範囲」で「密度の濃い」管理を目指します。「おまかせ大家さん」でも信頼してお任せいただける管理を実現していきたいと考えています・・・

 

 

 

(H)