入魂

賃貸物件を新たに募集する時は、その物件の特徴というものを意識します。立地なのか、デザインなのか、あるいは家賃(割安感)なのか。そういう特徴をよく掴んでから、募集資料を作ります。レインズという業者向け情報サイトに載せる募集図面とか、あるいはスーモでしたら、物件の特徴として明示します。

 

自社物件でしたら良くわかっていますので、あまり問題はありませんが、他のオーナー様の預かり物件を初めて手掛ける時などは、こちらも白紙の状態で臨みますので、まずはこの点をしっかり理解するように努めます。そしてそのために大事なのは、現地確認です。

 

先日、ご相談をいただいた物件は、マンションの一室でした。なかなか賃借人が決まらないとのご相談を受けて、現地に出向きました。そこは事前の情報では1階の部屋ということで、となるとセキュリティの関係で女性から敬遠される傾向があります。ターゲットは男性かと考えながらの現地に伺いました。

 

ところが、このマンションは傾斜地に建っていて、エントランスは4階という構造でした。そして当該1階の部屋の前面には別のマンションが建っていて、道路からアクセスはできません。そうなると、セキュリティ面での不安はかなり減ぜられます。この点は逆にPRしないといけませんが、現管理会社ではそうした配慮がされていませんでした。

 

我々が管理させていただく上で、大手の管理会社と比較して優位性を感じるのは、こうした11件に対する「密度」です。大手の管理会社は、1,000件単位で管理をされているためか、11件に対する関心が薄いと思われるケースが多いです。一々時間をかけて丁寧になどできないのでしょう。薄利多売式の商売になると思いますので、必然的にそこまで細かく見られないのだと思います。

 

こうした管理会社のスタンスに不満を持つ大家さんも増えているようです。弊社も今期から管理物件を増やしていきたいと考えていますが、こうした不満を持つ大家さんの存在はチャンスでもあります。ニーズをうまくフォローして、管理をご依頼いただけるようになれればと思います。

管理会社にとっては、数あるうちの「一軒」でも、大家さんにとっては宝物の「一軒」。そのギャップをついて、「一入魂」の精神で頑張りたいと思います。

 

 

 

(H)