経世済民

 偉大な経済学者であるケインズやシュンペーターについて、気軽に言及するのは不遜であり、ましてや簡潔にまとめて言い切ってしまうなど恐れ多いことですが、勇気を奮って自己流の解釈を披露します。

 

ケインズは需要と供給の関係を注意深く観察し、数量化することみよって、その特性を解き明かして、社会全体が発展するために、どこを刺激したらよいかを提言しているように思います。つまり、前回のお話に登場したニューディール政策が、この例に当てはまると思います。

 

それに対して、シュンペーターのキーワードとしてイノベーション(変革、革新)を挙げたいと思います。社会全体が経済活動において発展してゆくための原動力として、イノベーションによる新たな需要を創出することが大切だということです。例えて言えば、固定電話しかなかった社会において、技術革新により携帯電話が出現して、あっという間に多くの人々に普及しました。さらに、もっと利用度の高いスマートフォンがそれに取って代わりました。その度に製品が大量に生産され、販売されました。

 

経済学を通して人間社会を眺めてみて、それぞれの学説ごとの興味深い世界観が存在し、

 

しかも精緻な理論で構成されていることに魅せられることが多いのですが、経済という言葉の元となった「経世済民」とは世をおさめ、民をすくうことですから、実社会に役立ってこそ、語源に相応しいということになると思います。アベノミクスもワイズスペンディングも結果がすべてです。安倍さんも小池さんも頑張ってください。