古い地名

私の卒業した小学校と中学校は、どちらも地元の公立で、その名前は地名に由来しています。しかし、地図のどこにも、その名前を見つけることはできません。こういうことは珍しいことではありません。日本の各地で昔ながらの地名を、近くにあるメジャーな地名を加工して新しく作った地名に変えていますが、学校名には古い地名が残ります。

 

私の母校の例を挙げると「道塚」→「新蒲田」また、「御園」→「西蒲田」となりました。蒲田エリアですと、他にも「東蒲田」や「南蒲田」、「蒲田本町」があり、弊社の所在地は何もつかない「蒲田」となります。

 

こういう地名の付け方は蒲田という名前を知っていれば、だいたいの位置関係が推測できるので便利かもしれませんが、何か味気ない気もします。昔の地名は小中学校に限らず、いろいろなところに名残があって、偶然にその欠片を見つけると、由来に想いを巡らせ微かな親しみが湧いてきます。

 

 

大田区は東京のはずれに位置し、大河ドラマに取り上げられるような大きな事件の舞台になる機会は少ないかもしれません。それでも、地元で育った私にとっては、小さな欠片でも興味の対象として十分に魅力を感じます。古い地名から想うことでした。