起きて繫盛、寝て一城

「起きて半畳、寝て一畳」という言葉があります。人間が生活するのに必要なスペースを畳の広さで表していますが、ここには最低限必要であるというより、これだけあれば十分であるという意味に使われることが多いようです。そして、満足できない現状を肯定するための慰めや、必要以上に贅沢を望むことを戒める言葉として使われます。

 

一般論として、このような心境は理解できますが、より良い住環境の提供を目指している弊社にとっては、このまま「そうですね」とすんなり肯定するわけにもいかず、無理矢理、考え付いたのが「起きて繫盛、寝て一城」です。このままでは単なる言葉遊びでしかありません。そこで、人間の住まいに関する要求について改めて考え直してみます。

 

人が快適に暮らす条件には、いろいろとあります。この季節ですと夏の暑さ対策などが気になりますが、自宅として何よりも優先されるべきことは、防犯、防災などの安心感だろうと思います。このところ日本の各地で大規模な自然災害が発生して住宅が甚大な被害を受けたことが報道されます。自宅とは本来、生活の中で最も安らげる場所であるべきです。そこが安全でいられず避難勧告などが発令され、場合によっては前述の報道のように被害を被る事態となります。被害者の方たちにとっては本当に不安な日々を強いられていると思います。一日でも早く復旧されることを心よりお祈り申し上げます。

 

住宅の安全性は何よりも生活の基盤として大切であって、その意味でも住宅は城に例えられて然るべきだろうと思います。そして、災害等に備えて立派な城を手に入れるために、起きているときは商売繁盛を願って、無理矢理こじつけたコメントを締めくくりたいと思います。