DCF法

 弊社の社名にも使われているバリュアブルというのは英語で「価値」を意味する valueから派生した言葉です。そこで、その価値とやらを客観的に測定するためにDCF法というもが使われることがあるというお話しです。

 

DCF discounted cash flow の略です。ある資産の現在の価格に比べて実際はどの位の価値があるかを計算する方法です。このように言ってしまうと何か違和感があるかもしれません。1000万円で売っている商品は1000万円の価値であって改めて計算するまでもないと思われるかもしれません。

 

しかし、1000万円の不動産を取得した場合に仮に1年200万円の家賃収入が見込めるとすると、1000万円のお金をそのまま持っているよりも価値がありそうな気がしてきます。それは、将来という不確定な要素を含んだ期間における収入に対しての期待であると言い換えることもできます。この不確定な部分を如何に正確に予想して、現実に起こることに近づけるか、という問題が残りますが、それさえクリアできれば、あとは数学的な処理で将来(未来永劫というよりは、ある決められた期間)に対する期待を含んだ現在価値が客観的に計算できます。この計算方法をDCF法と呼びます。

 

事例として、不動産の価格と家賃収入についてお話させていただきましたが、他にも会社のMAのときの株価算定など活用範囲はいろいろなところにあると思われます。その計算式は、Σや∫(積分)を含む場合もありますが、ここで、それを解説するつもりはありません。ただ、計算結果に対する信頼性は、前述のとおり、不確定な要素の予想が重要であって、そのための情報収集や経験による見識が必要であることを強調したいと思います。