満たされた器

922日のブログに「進化」というテーマで弊社における3年間の業務改善の成果を取り上げています。弊社の社員は、そもそも誰もが真面目であって、3年前に急変したわけではなく、以前から一所懸命に業務に励んできました。しかし、長年、同じメンバーで決まった仕事に就いていると、どうしても、それまでのやり方に慣れてしまい、新しいことに気持ちが向かなくなります。

 

そんなときに、個性の強い新メンバーが加入してくれたことで器の中の水は攪乱されました。古いやり方に本当に意味があるのか疑問が沸き起こり、新しい発想が芽生えて、業務改善につながったと考えています。弊社にとってこの事実は大変喜ばしいことであり、きっかけを作ってくれた新メンバーもそれに応えてくれた周囲のメンバーも本当によくやってくれたと感謝しています。

 

今、ここで更なる飛躍を目指して、来期以降の事業計画の作成に着手しています。今後は器の中の話ではなく、器に注がれる水を如何に増やしていくか、そして、それが器を満たしてこぼれんばかりとなったとき、器自体の容量を如何に大きくするかが課題と考えます。具体的なお話しをしましょう。器に注がれる水とは収益をイメージしています。そして、器とは人材、経営資源(弊社の現在の状況では賃貸用マンション)、資金調達能力などが該当します。

 

ここで一つ、これまでの成果ばかりではなく、計画の中にあったにもかかわらず実現できなかったことについても振返ってみましょう。短期で売却することを目的にマンションを仕入、リフォームして販売する事業です。かつて弊社は、この分野を得意としていました。ところが、ここ数年、優良マンションの高騰のせいでリフォーム後に販売して収益が見込める物件の仕入れが困難になっており、事業計画に織り込んではみたものの実現できずにいます。家賃収入による安定した事業をベースに高い収益が望める短期販売事業にも注力することが、今後の飛躍につながるものと考えます。

 

 

もし、その点を考えずに、このまま安定した家賃収入ばかりを頼りに拡大を試みるとすれば、賃貸用不動産を新たに購入しなければならず、資金調達能力とのバランスが崩れてきて、先程の器と水のたとえで言えば、器ばかり大きくなり、その割に注ぎ込まれる水が少ししか増えないといった状況になります。これではいつまでたっても器は満たされません。今後は、なみなみと満たされた器を目指して精進してまいります。どうぞ、ご支援賜りますようお願い申し上げます。