区民ファースト

東京湾には、ゴミの埋め立てによってできた島がいくつかありますが、その中で中央防波堤という島のお話しです。皆さんもニュース等の報道でご存知かもしれませんが、この島をめぐって隣接する江東区と大田区が互いに領有権(というと少々大げさですが、要するにどちらの区になるか)を主張して争っているそうです。そこで東京都による調停がなされ、その結果、約86%が江東区、約14%が大田区に帰属するという案が提示されました。江東区側はこれに従う意向を示していますが大田区側は頑なに受け入れを拒んでいるようです。

 

この島は2020年東京オリンピックの会場に予定されているため、今後、様々な施設が建ち並び、多くのイベントが開催されて地元の自治体としては税収増が見込まれるそうです。そうなると両方の区では地元のために必死になって領有権を主張するのは自然な成り行きです。それが、たとえ第三者から見て当事者のエゴイズムだと思えても、行政の長である区長や区議会を代表する議長にとって、「区民のため」という大義名分のもと「正義は我にあり」と言わんがばかりの強硬姿勢に出ないといけない名場面です。これぞ区民ファーストの真骨頂とでもいいましょうか。これを見ていて、大見え切って舞台に立つ役者のように思えてなりません。

 

 

本家本元の都民ファーストが危ぶまれるときだからこそ、この名場面に拍手喝采を送りたいと思うのでありました。