バブル期と比較して

 先週のニュースで株価が好調であるとの報道がありました。日経平均が連続で上昇した日数を記録更新し、まるで80年代後半のバブルを彷彿させるとのことです。デフレ脱却(もしくは目標インフレ達成)を目的に低金利政策が続き、潤沢となった資金が向かう先は投資なのでしょうか。株式投資については、まったくの素人で「そんなものか」とぼんやりするばかりですが、不動産の価格については何か感じるものがあり、それをご披露して今日の独り言とさせていただきます。

 

 日本の不動産価格を一元的に捉えれば、高値安定と言わざるを得ないでしょう。こう言い切ってしまえば、高値という点において株式投資で比較の対象としたバブルと同じです。それでは違いは何かというと、バブル期は直前の価格から急上昇、つまり折れ線グラフをイメージすると極端な右肩上がりであったのに比べ、今はゆるやかに上昇して高値で安定しています。ですから購入して短期で売り抜けることにより利益を得るということは難しいようです。

 

 次にバブル期は日本全国どこもかしこも値上がりしましたが、今はエリアや条件において優良物件が選別され、そういった一部の不動産だけが高値を維持しているように感じます。例を挙げれば港区、渋谷区、千代田区などの都心部は高値が続いています。また、川崎市の武蔵小杉のように特殊要因によって周辺部と不連続に高値となっているエリアもあります。そのほかの物件はすべて値崩れしているかというと、そうではなく、最寄り駅からの利便性や建築物のグレードや合法性、メンテナンスが行き届いていること、また、高い収益性など、諸条件によって価値が認められる物件は安価で手に入れることが困難です。

 

 こういった時代に確実に利益を確保していくには、やはり合理性の乏しい価格上昇に夢を抱いて「一発当てる」といった発想ではなく、短期で販売するならば付加価値が上がるノウハウを確立し、長期保有するならば効率良く賃料収入が得られるノウハウを確立し、堅実に前進してゆく姿勢が大切かと考えます。これは、今までも弊社が心掛けてきたことの延長線であって異なる方向に舵を切るわけではありません。しかし、これまでの速度で進んでいればよいというわけではなく、よりパワーアップしたエンジンを手に入れてスピードアップして、これぞプロフェッショナルというところをお見せしたいと考えております。

 

今後とも、よろしく、ご支援の程お願い申し上げます。