59歳の秋

 季節は秋から冬へと移ろい、木々の紅葉が見ごろを迎えています。写真は、今朝、通勤途中に通った公園で撮影しました。毎朝のように目にする風景ですが、四季折々の風情を楽しませてくれます。あまりに見事に色づいたので、思わずスマートフォンのシャッターを押しましたが、撮影技術が未熟なせいで美しい景色を完全に伝えられず残念に思います。どこにでもある、ありふれた画像ですが、それでも、多少は見る人に私の内面の心象が伝わるのではないかと思い掲載してみました。如何でしょうか。

 

 たかが一枚の風景写真に大げさな前置きで飾り立てていると思われるかもしれませんが、今の私は、日々、目にするものを味わいながら眺める余裕と時間があることに気づかされます。このことは家庭、職場、友人関係において、多くに恵まれているからだと感謝しています。

 

 私は、現在59歳、多くの先輩方に続いて、来年は還暦を迎えます。生まれた年から数えて暦が一巡して元に戻ります。未だ人生という旅の途中ではありますが、ひとつの区切りとして捉えることもできます。この区切りを前に今朝の紅葉のように鮮やかに彩られた幸福を感じます。そして、美しかった葉も、やがて落ち葉となり木々は丸裸となりますが、その冬景色は、来年の春に新芽が芽吹く準備にほかならず、それは、まるで人生における還暦が次のサイクルへのスタートであることを暗示しているようです。

 

 

 今年も師走に入り、そろそろ年賀状の準備が気がかりになる季節です。来年の干支は私が生まれた59年前と同じ戌です。来年の抱負を語るには少し早いかもしれませんが、59歳の秋をじっくり味わいながら、新たなことにチャレンジする自分を夢見る。そんなことをぼんやり考える晩秋です。