賃貸経営管理士

10月から11月にかけて、不動産業界は「資格試験ラッシュ」と言えます。「宅地建物取引士」、「マンション管理士」、「管理業務主任者」等々です。そんな中にあって、実は「賃貸不動産経営管理士」という資格試験も行われていました。これまでその存在を知らなかったのですが、資格試験自体は平成25年から行われている新しい資格のようです。

 

この資格は、「賃貸住宅管理業者登録制度」と併せて設けられたもののようで、近年、敷金の返還にかかるものを筆頭にトラブルが年々増加している現状を踏まえてのものらしいです。この登録制度を設けることにより、消費者が適正な管理業務を行っている管理業者や賃貸住宅を選択することが可能となり、トラブルも減ることを期待するものとされています。それにともなって、個人でも資格を設けたのが賃貸経営管理士ということらしいです。

 

こういう制度が設けられる背景には、当然トラブルも増えているのでしょう。既に実務では、例えば東京都では「賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書」を提示して説明がなされており、これをきちんとやっていれば、少なくとも入り口での紛争防止対策はできているはずです。もっともこれは東京都の条例なので、全国に広めるために国交省として手を打ったということなのかもしれません。

 

しかしながら、内容はと言えば、今現場で日々行われていることで、きちんとやっていればトラブルになりようもありません。現に我が社では、トラブル事例は皆無です。登録自体も任意であって、登録しなくても困るという事態にはなりません。こういうものは、普及してきて、「登録しているのが当たり前」となってくると、登録していないのがデメリットになるのかもしれませんが、果たして普及するでしょうか。

 

そのあたりは、我々も見極めたいと考えています。いずれ普及してきた暁には、登録させていただくかもしれません。とりあえず、会社としてよりはまず個人ベースで「賃貸経営管理士」の資格試験にチャレンジすることからでしょうか。我が社でも有志が来年度の受験を目指す予定です。

 

いざという時に慌てないように、自己研鑽も兼ねてのチャレンジですが、応援したいと思います・・・

 

(H)