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不動産市況に関する考察

 弊社は社名のとおり不動産を扱うことを本業としております。ひとくちに不動産業といっても業務の内容や規模において様々です。弊社の特徴としては、賃貸用(主に居住用マンション)を取得し、長中期保有して運用することにあります。ここでいう運用とは、賃貸による家賃収入が主体ではありますが、ときには空室になったときを機にリフォームして販売することもあります。その他、リフォーム工事や賃貸管理の請負などの周辺業務に手を広げていますが、大雑把に申し上げれば、このような内容となります。規模の点では、月額賃料5万円台のワンルームから数百万円のオフィスビルまで約90室、保有していますが、将来は居住用マンションを中心に保有物件をさらに増やしてゆく計画です。

 

 ここで、視点を変えて弊社の日常業務に焦点を合わせると、保有物件や管理を委託された物件が空室になったとき賃借人を募集します。ところが、今年になってから保有物件にほとんど空がでません。たまに空室がでても問合せが殺到して、すぐに借り手が決まります。この時期、別のオーナーから委託を受けた新築物件12室の募集を手掛け、これを短期間で満室にしました。空室に問い合わせが殺到することも、新たな募集が満室になったことも、社員の奮闘努力の賜物ですが、それにしても市況自体が好調でないとこうはいきません。

 

 また、基本的には保有物件を増やしていく方針なので、不動産の購入のための物件情報には常にアンテナを張り巡らしていますが、優良物件と判断できるものには、なかなか出会えません。反対に空室を売却に出す場合も問合せが増えてきました。この傾向は4月頃から顕著になってきました。賃貸の問合せが今年の年明けに既に活発になっていたのに比べて少し遅れてきたように感じます。

 

 

 弊社の取引件数は市場においてほんの僅かであり、ビッグデータを活用しているわけでもありませんが、日常業務から感じることとして不動産市況は売り手市場に傾き始めているような気がしています。以上、主観ではありますがご報告させていただきます。