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二刀流

 このところ、「二刀流」という言葉がマスコミに頻繁に登場します。言わずもがな、大谷翔平選手のアメリカ大リーグでの活躍を伝えています。これまで、バッティングとピッチングの両方の才能がある選手でも、どちらか一方に専念し、その分野で将来の超一流を目指すべく、もう片方の才能に目をつぶってしまうのが常識でした。二兎追うものは一兎を得ず、ということでしょうか。そして、多くの場合は野球というゲームの性質上、重要性が高いピッチングを選択するのでしょうか。しかし、そこで期待通りに才能が開花しないのを見極めて、途中からバッティングに転向し、本来の才能を開花させることもあるようです。いずれにしても、投打の両方において同時に活躍するということは例がなく、日米どちらからも注目されるのは必然かもしれません。

 

 これまでの大谷選手の活躍には拍手喝采を贈るとして、「二刀流」という表現には本来の剣術における二刀流のイメージからズレがあり、違和感を禁じ得ません。私が二刀流から連想するシーンは右手に長いバット、左手に短いバットを持って、外角球は長いバット、内角球は短いバットで打ち返してヒットを量産するといったもので、ルールに適合しているかは別にして少しユーモラスながらも痛快なシーンが目に浮かびます。その他にも、スウィッチバッターやスウィッチピッチャーのほうが二刀流のイメージに近いものがあります。しかし、私の勝手なイメージとは無関係に、これまでの大谷選手の実績と今後の活躍が、「二刀流といえば大谷」といったイメージを確立してゆくのでしょう。改めて若きアスリートにエールを送りたいと思います。

 

 さて、弊社が保有する不動産のひとつが空室になったとします。引き続き賃貸物件として借り手を募集することが多いのですが、ときに売却を企図することもあります。弊社は年間計画において、売却予定物件を概ね決めているので、当初の計画から大きくかけ離れて売却に走ることは考えずらいのですが、それでも、空室で売却するのと賃借人付き(オーナーチェンジ)で売却するのでは状況が異なります。そして、空室になるかどうかは、お住まいいただいている賃借人の都合であって、弊社ではコントロールできません。

 

 その結果、思いもかけず売却したほうが優位な状況も出現することもありました。そんなときは、賃貸募集と売却の「二刀流」で広告することが可能です。こちらの二刀流も大谷選手と同様、良い結果を期待したいところです。