部屋の広さ

賃貸にしろ購入するにしろマンションの部屋の広さというのは、意思決定には重要な要素となるでしょう。よく物件案内に表示されている「2LDK」とか「4LDK」などと表示されるのは「間取り」ですが、これは部屋の広さとは無関係です。80㎡の「1LDK」もあれば、80㎡の「3LDK」もあります。そしてこの面積ですが、同じマンションの同じ部屋でも実は2つの面積があります。

 

 その2つとは、1つはパンフレットなどに表示されている面積で、もう1つは登記上の面積です。同じ部屋なのになぜ面積が違うのかと言うと、それは「測り方が違う」からです。パンフレットに表示されている面積は、いわゆる「壁芯」と言われるもので、文字通り壁の(厚さの)中心からの面積で、登記上の面積は「内法」と言われるもので、これは壁の内側(すなわち部屋の中から見た壁の表面)です。部屋に入って実感できるのは「内法」です。

 

 例えば、今日から賃貸募集を開始いたしました「クリオレジダンス大森センター」は、パンフレットでは59.29㎡と表示していますが、登記簿上の面積は55.90㎡です。部屋に入って体感できる面積は55.90㎡となります。その差は「3.39㎡=約1坪」と決して小さくはありませんが、実際部屋全体に万遍なく行き渡っての1坪ですので、これを体感できる人はいないでしょうから、あまり影響はないのでしょう。

 

 なぜ2つの方法があるのかは、いろいろと事情があるのだと思います。体感はできないので影響はないと思いますが、実務上は面倒でしかありません。何せ登記簿謄本を見てパンフレットを作ろうとすると間違えてしまいます(私も慣れない時はよく間違えました)。また、税金は登記簿面積によりますので、税務上の控除を受けようとする場合、パンフレットを見て判断すると間違えてしまうこともあり得ます(特に50㎡前後の場合は注意が必要です)。

 

 

 統一してもらえればありがたいですが、たぶんそれは難しいのでしょう。部屋探しには関係ないと言えば関係ありませんが、「2つの面積がある」ということだけ、雑学として覚えておかれてはいかがでしょうか。

 

(H)