株主総会

 明日(522日)は弊社の株主総会です。年に1回、株主全員を招集して、取締役の選任や決算の承認など、重要案件について決定することになっています。会社の形態が株式会社であれば、どの会社においても必ず行われるはずの、とても大切な行事です。この株主総会、上場企業は勿論のこと、中規模以上の企業においては、きちんと規則どおりに行われますが、小規模の企業の多くでは形骸化しているのが実際のところです。

 

 このように、大切な株主総会が形骸化するのは何故かというと、株主の人数と属性に関係します。多くの企業が株式会社として産声をあげますが、これは資本金を株主が出資する形態です。しかし、これから事業を始める段階で、その将来性に期待して出資してくれるのは、創業者本人か身内しかいないというのが現実です。そして、多くの場合は経営トップ(社長)=筆頭株主となります。その後、年数を経て会社が存続しても特別に状況が変わらないかぎり、株主構成もそのままである場合がほとんどです。そうなると株主総会は毎年、決まった身内の会合ということになります。改めて会合を開かなくても、日常的に顔を会わせている経営陣及び身内で意思決定したことが、そのまま最終決定になります。これが形骸化の原因です。

 

 弊社の場合はというと、やはり、現在のところ株主は私一人だけで、全株式を所有しています。ですから、株主総会で議決権を持つのは私だけであって、極端な言い方をすれば、すべてが私の思い通りになります。それでも、規定に従って株主総会の日時、場所を設定して、たった1名の株主を招集し議案を事前に告知して賛否を問い、議事録として記録ニ残すということをします。それは、会社の重要案件を私個人の独断で決定するのではなく、私をサポートしてくれる人材を活用して、一人では気付かない問題意識を発掘することや、その解決策を用意するなど、会社が成長するためのチャンスを見逃さないためです。また、そのプロセスを議事録までを含めて記録、公開して将来に備える意図があるからです。

 

 

 このような手間と努力が実を結び、社会的信用を得て、身内以外からの出資が望める企業を目指していきたいと、毎年、心に誓っています。