思い出のハワイに現実を重ねて

 先週は休暇を取って家族と旅行に行ってまいりました。家族といっても妻と二人きりになりました。ついに、先月、末っ子(次女)が最良の伴侶を見つけて我が家を出てゆきました。それに伴い、ハワイでウエディング写真を撮影するのに親である私たち夫婦も便乗することに相成りました。便乗とはいっても、新婚の娘たちに、ぴったり同行するのも如何なものか、というわけで往復の便も現地でのスケジュールも宿泊先も別々で、一緒の時間は必要最低限とし、できるだけ別行動としました。

 

今回から数回にわたって、この旅行で体験したこと、感じたことを書き連ねて参りたいと思います。先ずは、かつて6年間を過ごしたハワイに久々に降り立って、その変貌ぶりに戸惑いを覚えました。それは、街自体が変わったということだけでなく、私自身の記憶や能力の衰えもあって、改めて20年の歳月を感じざるを得ません。

 

翌日から連休を控えた夜、羽田空港を定時に飛び立った飛行機は到着予定時刻より少し前に懐かしのホノルル国際空港に到着しました。そこは常夏の島、東京との寒暖差を考慮して到着後、上着を脱ぎ棄てれば直ぐに現地のスタイルに変身できるように準備をしてきました。USAの入国審査を無事に済ませてタクシーでホテルに向かう途中、運転手との世間話に、この数年の気候変動により、ここハワイにもハリケーンが襲来するようになったことを聞かされました。幸いにも私たちの滞在中はお天気に恵まれて旅を満喫できましたが、せっかくのハワイ旅行が台無しになる事態に遭遇することもあったようです。

 

 話は前後しますが入国審査のとき、両手の10本の指の指紋を記録するよう指示されました。旅慣れた方にとっては、さほど驚くことではないかもしれませんが、近年のアメリカ政府の外国人に対する対応が、かつてと異なることの現れだろうと感じました。この後、ホノルルに1泊し、翌日、ハワイ島コナに向けて現地航空会社の便に搭乗しましたが、そのとき、改めてセキュリティチェックを受けました。これが、また20年前に比べて格段に厳しくなり、X線検査に留まらず、靴を脱がされ、ベルトを外し、ごつい体格の係官にボディチェックされ、ズボンのポケットに入っていたハンカチを指摘されました。

 

これも9.11という痛ましい事件の影響でしょうが、せっかくのバカンスにはあまり似つかわしくない体験ですね。今回、その他に貨物に預けるスーツケースが搭乗手続きのカウンターではなく、近くに備え付けてある機械で人間の料金とは別に1個$25を支払う手続きが必要なことに戸惑ってしまいました。次回以降、懐かしく楽しい旅の話に失敗談をちらほら織り交ぜて進めて参ります。

 

つづく