原状回復

「原状回復」という言葉は、一般にはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、不動産賃貸の世界では一般的な言葉です。文字通り、退去に際して「元の通りに戻して返す」という意味で使われます。この「元の通りに」というのが難しいところで、どうしてもモノは使用すれば劣化します。それをどこまで「元に戻す」かは昔からトラブルの元となっているところです。

 

先日、我が家の子供たちが見ていたテレビ番組を何気なく見ていたら、ある方が退去にあたり、不動産会社の社員からクロスの劣化や些細な傷などの補修を要求され、戻ってくると思っていた敷金が戻らないどころか追加費用まで請求されるというケースが採り上げられていました。これに関しては不動産会社の方が悪く、通常クロスの劣化など「通常の使用に伴う劣化」は原状回復の対象外とされています。

 

この問題に関しては、東京都では「賃貸住宅紛争防止条例」で詳細が定められていて、賃借人が負担しなければならないのは「故意・過失や通常の使用方法に反する使用など賃借人の責に帰すべき事由」によるものとなっています。ペットによる柱の傷とかモノを落として床にキズをつけた等々です。その他については特約で定めることも認められていて、当社の場合は「たばこのヤニ」は賃借人に負担していただくことを事前に取り決めさせていただいております。

 

 

こうした故意・過失等による修繕がない限り、退去に際していただく費用は当社の場合クリーニング費用のみとなります。そのクリーニング費用も住んでいらっしゃった方がきれいに掃除していた場合は、オマケさせていただく事もあります。いずれにせよ、きれいに住んでいただければそうでない場合よりメリットはあると思います。

賃貸をご利用される方は、頭の片隅に置いておいていただくことをお勧めしたいと思います・・・

 

 

(H)