予防注射を忘れても…

 このところ寒い日が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?世間ではインフルエンザが流行しているようですが、お陰様で私自身も含め、身近な人は、今のところ、その症状はみられず、感染の心配はないようです。この季節は気温が下がり、空気が乾燥するため毎年、決まってインフルエンザが流行します。毎年のことなので、医療も年々進歩して、予防や対処方法が広く知られるところとなりました。

 

予防注射もその一つで、私が子供のころはなかったのに、今では多くの人がこの注射を打ちます。特に受験生をかかえた家庭では家族全員で打つことも多いでしょう。私も一昨年までは毎年、11月になると必ず予防注射を打ちましたが、昨年の11月、12月は公私ともに慌ただしく、うっかり忘れてしまいました。それでも、ここまで何とか無事でいられるのは、外出から帰宅したら神経質なまでに手を洗うことを心掛けているからだろうと思います。これもインフルエンザ予防の有効な手段として知られています。

 

このように、今の日本ではインフルエンザ対策が、きちんと認識されているにもかかわらず、今年も、また流行してしまうのは何故でしょうか。これは、やはり私のような、「うっかり」に加えて、己の健康に対する「過信」から生活が無理、無頓着になるからのような気がします。

 

テレビでインフルエンザの流行に伴って、高齢者施設で集団感染が発生し、何人かの高齢者がお亡くなりになったという報道を聞きました。恐らく件の施設でも十分に注意は払っていたのでしょうが、加齢や疾病による体力の衰えは、通常の予防では対処できないのですね。特に加齢は誰しも免れることのできない自然の摂理です。多くの人が「老い」に抗い、あの手この手と頑張ってみても、所詮は悪あがきだと悟り、可能な限りの健康を享受するために、その時点での己の体力に合わせた生活を心がけて無理、無頓着をしないことが肝要です。確かに今までは無理が利いた体もいつのまにか衰えを感じ、健康に関することに無頓着ではいられなくなりました。そんな「お年頃」を自覚する寒い冬の日でした。