キャッシュレス時代のお札

 今朝一番で飛び込んできたニュースによると、近々お札のデザインが変わることになるそうです。お札といえば、まず偽札を防止するために技術の粋を集めた精巧な印刷を施す必要がありますが、それにも増して話題になるのが、そこに描かれる人物の肖像画です。買物でもなんでも日常生活で毎日のように、その顔を拝見し、場合によっては愛着すら感じて収集しようとするわけですから自ずと注目度がアップします。特に一万円札は、まさしくお札の顔として貨幣価値を象徴する存在です。これまでの福沢諭吉やその前の聖徳太子もお札の顔として立派に役目を果たしてきました。次の渋沢栄一さんも、その実績から考えて相応しい人物だろうと思います。

 

 それにしても、ここ数年のキャッシュレス化の進展は凄まじい感があります。このままいくとお札の持つ意味も変化していくのではないでしょうか?たとえば、前述のように技術の粋を集めて制作しているのですから工芸品としての価値に注目が集まり、まるで記念硬貨のように世間に流通しなくなってしまうのでは?

 

私は古いタイプの人間なので、まだキャッシュを持ち歩いていますが、もし、も、その気になればキャッシュを持たずにすべてクレジットカードやプリペイドカードで済ませることが可能なことは理解しています。これで支払いを受ける売り手側がキャッシュを受け取らなくなったら、そのとき完全にキャッシュレス時代になる。そんな日はそう遠くないような気がしています。

 

 

 技術革新によって経済はどんどん変化してゆきますが、その先で光を放つのは文化的な価値観なのかもしれませんね。