理屈ではわかっていても・・・

 東京オリンピック開催まで約10か月となりました。各競技のメダル候補や有力選手の情報だけでなく、様々な準備が為されていることが報道されています。そんな中、最近飛び込んできたのが、マラソンと競歩の会場を東京から急遽、札幌に変更するというニュースです。

 

オリンピックが開催されるのは来年8月、東京の気候を考えれば、この判断は確かに合理的です。…と理屈ではわかっていても、やはり心情的には割り切れない思いが残ります。それゆえ、たいして重要とも思えない理由を捻り出しては反対してしまいます。それどころか、そもそも、この時期に東京を選んだ時点で無理がある。東京を選んだのなら時期をずらすべきだった、などと今更どうしようもない議論まで噴出する始末。

 

ところで、東京でオリンピックが開催するということは、その莫大な費用を原則として東京都が負担する、つまり都民の血税が使われるということです。一方で、都民にとっての実質的なメリットは何かというと、それはそれで経済的な効果がいろいろと期待できるのでしょうが、マラソンと競歩の会場が東京以外に変更になって、どれほどの影響があるでしょうか。この変更に反対するのは合理的な理由というよりは心情的な問題が大きいだろうと思います。

 

 

 札幌への変更がまだ、提案の段階なのか、それとも既に決定したことなのか、私は知りませんが、関係者の方々にとって頭の痛いやっかいな問題が起こってしまったようです。それでも、滞りなく開催することを目指してこれまでも尽力してきたのですから、ゴールまで僅かとなった今こそ、オリンピックに出場するアスリートに負けないよう頑張ってほしいものです。