原状回復のはなし

こんなにしてはダメですね
こんなにしてはダメですね

賃貸不動産を借りる場合、借りている間は良しとして、退去する場合には「原状回復」という問題があります。「原状回復」とは、「借りた時の状態で返す」という意味です。「居住用」の賃貸物件の場合、原状回復と言っても、時間の経過によって古くなる部分(経年劣化)は家主の負担とされています。それ以外、タバコのヤニやうっかり傷をつけてしまった(故意過失)のは借主が弁償しないといけません。と言っても費用的にはそれほどかかるものではありません。

 

それとはちょっと勝手が違うのが「事業用」です。事業用の場合、特に店舗のようなものだと自分で好きに内装をする場合が多いので、原状回復はそうした内装をすべて取り壊して返す必要があります。いわゆる「スケルトン戻し」というものです。この場合、費用はけっこうかかります。事務所であれば単なる移転ということもありますが、店舗の場合は商売がうまくいかなくなって撤退というケースも多いです。この場合、「家賃滞納」を伴うこともあって、果たして原状回復をしてくれるのか不安な部分があります。

 

この不安をカバーするのが「敷金」で、居住用の場合だと「1か月」や「なし」というのもありますが、事業用の場合だと「6カ月」も珍しくありません。それは両者の原状回復費用の違いを表しているとも言えます。居住用の場合は、よほど何かやらなければほとんど原状回復は考えなくても大丈夫と言えるでしょう。ご自分の住まいですし、丁寧に快適に住んでいただければと家主としてそう思います・・・     

 

 

 

(H)