日常の中の意外な発見

 つい最近まで新年のご挨拶をしていたような気がしますが、いつのまにか陽射しに温もりを感じるようになってきました。暖かい日が数日続いたと思えば、また寒さがぶり返すといった、いわゆる三寒四温の季節です。このように書き出すと「三寒四温」について…

と思いきや、さにあらず。冬の間、何度か袖を通したセーターをクリーニングにだそうか、どうしようかと悩んでいることから始まります。

 

 セーターって何?と問われても、あまりに身近な着衣なので質問自体に違和感を覚える代物です。それなのにセーターって何でセーターって呼ぶの?との質問に対して、子供の頃の私は全く無関心でセーターは最初からセーターでした。それが、中学生になった、ある日、セーターの語源が “ sweat ”つまり、「汗」であることを知って、ほんの少し感激したのを覚えています。

 

 似たような経験があります。フーチングという建築用語があります。塀など建造物が倒れないように支える柱などは地中に下端が数十センチ埋められていますが、掘り返してみると、その先端は荷重のかかる方向に90度曲がっていることがわかります。これを「フーチング」というのですが、語源は英語の “ foot “ つまり足です。その他にも自宅、オフィスなど、どこでも見られるサッシのスライドドアに付いていて外から開かないように内側から固定する半円の金具、これをクレッセントと呼びます。つまり三日月ですよね。

 

 

 普段、英語とは思わず、当たり前のように使っている言葉が、実は英語が語源だったなんて気付いたときや、クレッセントのように英語の意味がわかれば、思わず「なるほど」と頷いてしまうとき、ほんのちょっぴり世の中が広がったような気分になる無邪気な私でした。