コンプレックス

 

コロナウィルスの感染拡大は世界規模の災害として、いたるところに影響を及ぼしていますが、そんな大それたことではなくて、ごく身近で個人的な出来事についてのお話です。私が学業を終えて社会に出たのは24歳のときです。一般的な年齢よりも少し遅れてのことでした。それについては別の機会に語るとして、ここでは髪形についてのコンプレックスを吐露したいと思います。

 

私の髪はいわゆる天然パーマです。それが5センチメートル程度の長さにしていると、ほとんど目立ちません。それなのに学生時代は柄にもなく長い髪に憧れて伸ばしてみたことがあります。結果は思い描いた風貌には程遠い、まるで鳥の巣を頭に乗せたような状態でした。社会人になってから今日まで定期的に床屋で散髪していたので、そのような姿は私自身も忘れていましたが、コロナのせいで、もう2ヶ月も散髪していません。すると、鏡に映る自身の髪形がウェーブを描いているのを発見。ここ久しく目にしなかった懐かしい髪形です。このまま自粛が長引くと鳥の巣が復活してしまう。そう思うと、学生の頃、髪にコンプレックスを抱いていたことが懐かしく思い出されるのでした。